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コネタ


ひらめきの月曜日

 
最強のラーメンを作る(袋めんで)
お金なんてなくても、料理なんてできなくても、きっとおいしいラーメンができるはず!

以前、レトルトカレーを混ぜて最強のカレーを作ろうと試みたが、予想を超えるうまさのカレーができてうれしかった。

しかし、あのとき、実はカレーより試したかったものがある。それはラーメン(袋めん)。

さすがに袋ラーメンを混ぜてもそれほどおいしい組み合わせは期待はできないんじゃないか、ということでカレーに落ち着いた。だが、レトルトカレーの思わぬ成功に気をよくした僕は、思い切って袋めんも混ぜてみることにした。

果たして最強のラーメンは誕生するのか。

梅田カズヒコ

今回購入したのは以下の6つ


1.チキンラーメン/日清

日本が誇る世界初のインスタントめん。鶏ガラ味がうまいです。

2.サッポロ一番塩らーめん/サンヨー食品

歯ごたえをよくするため、めんに山芋粉を混ぜているそうです。知ってました?

3.ワンタンメン/エースコック

こちらも忘れてはいけないロングセラー。ワンタンがくせになりますね。

4.チャルメラ(限定しょうゆ)/明星

うまさの秘訣はホタテエキス。家に置いてあった期間限定しょうゆ味がエントリー

5.ラーメン屋さん(横浜中華そば)/日清

最近主流になりつつある“昔ながら系”です。

6.中華三昧(広東風)/

他の袋めんより1.5倍ほど高い強気の値段設定。パッケージの触感も高級感が出ています。

 

そんな6品(推定550円程度)から最強のラーメンをあみだすぜ!

我が家のキッチン。ちなみに横は玄関。コンロの下には小さな冷蔵庫。ワンルームの基本形ですな

しかし、今回は問題が・・・

カレーのときはレトルトだから一気に調理することが可能だったけど、今回の袋めんはコンロがひとつしかない我が家では一杯づつしか作れない。

一杯づつ作っている間に最初に作ったラーメンがのびてしまう。

そこで発想の転換。今回はめんを先に茹で、あとでスープをかける「パスタ方式」を採用することにしました。正確な調理方法ではないかもしれないが、味の違いは判別できるだろう。
いつかコンロが何台もあるような大豪邸を手に入れたら、同時に袋めんを調理してみよう、というささやかな夢を抱きつつ、今回はパスタの要領でめんを茹でていくことに。

 


皆同じようなものだと決めつけていた袋めんのめんにも各社の主張がちゃんとありました
ちゃくちゃくとできあがる麺たち。あとはスープをかけるだけ!

60円の袋めんの中にも書くべきことはちゃんとあるのだ

今回、さまざまな袋めんを同時に調理する、という経験を経て気づいたことがある。正直袋めんはほとんどスープの違いだけかと思っていたけど、めんも各社さまざまで、ひとつたりとも同じ形状のものがないのだ。

さて、左の写真のどちらがサッポロ一番で、どちらがチャルメラかおわかりになるだろうか? 右側の規則正しい模様を描くめんがサッポロ一番、左側のやや不規則性の高い形状のがチャルメラ。

どうだろう。並べてみると、なぜこの2つの袋めんを「皆同じようなものだ」と決めつけていたのかが分からなくなるぐらい、個性に満ちている。身近なアメイジング。

鍋で麺を茹でている間に、ポットでお湯を沸かしたり、電子レンジを使って水をお湯にしたりと我が家の家電フル稼働で作業を進めていきます。さあ働け! 我が家の家電たちよ!


チキンラーメンのみ、スープのもとが別袋じゃないのでそのまま調理しましたが、完成です!

ここから混ぜる麺を小皿にとりわけ、スープの元とお湯を適量かけてオリジナルラーメンを作ってゆきます! 

こんな風に(チキンラーメン+サッポロ一番)

あまり見慣れない2色ラーメンだが、2色のものを盛り合わせたものと言えば、味の違う2つのチャーハンを盛り合わせた料理もある。君にはどう見えているか分からないが、僕にはじゅうぶん試してみるに値するラーメンだと思う。
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