こんがらがってきたので……

いろんな人に話を聞けば聞くほど考えが混乱し、訳が分からなくなってしまった僕は、再び占いに頼ることにした。

今度は占い界ではおなじみの「原宿の母」だ。

占いの結果

母「７月１７日生まれかぁ。誕生日に「７」が入る男は優しい男性が多いのよ。悪く言えばナイーブ。女性の場合は逆で、強い人が多い」

梅「うーん……。当たっている気がします」

母「ソウルナンバーも「７」だね。７は目標があるといい。忙しいほどいい。夢や野心があればいい人生を送れるわ。興味がないこと以外はやらせてもうまくいかないし、感性があるからライターは適職だよ」

梅「まじっすか！」

正直ここに来るまで原宿の母はわりと毒舌だと伺っていた。なんだか安心した。

母「直感の星を持っている。ラッキー７の７だから強運。ライターを本職だとすれば副業もたくさんやったほうがいいわね。あなたは忙しければ忙しいほど力を発揮する人だから」

梅「そ……そうなんですか。忙しすぎるのはやだな」

母「枠にはまるのがきらいだし、無理に枠にはまろうとすると失敗する人なのよ。悪く言えばわがままだけど、内に秘めたものは熱くて、自分の考えを貫き通す人だね。だから自分独自の名前を付けたがるんじゃない？」

（なんか図星だ。そうか。僕は自分らしさが欲しいのか。そう思うと自分らしさが欲しくてカタカナだーって言い張っているような気がして少しかっこ悪い気がした）

で、名前はどうなのか？

母「今年は古いことが終わって新しいことがはじまる年。ライター以外にも何か新しいことに挑戦したんじゃない？」

梅「あ、そう言えば今年からライター業以外に雑誌編集の仕事とテレビのリサーチの仕事をやっています」

母「やっぱり。名前はこのままでいいよ。ただ、今年の誕生日を迎えた以降に、あなたにとって尊敬できる人にアドバイスを受けて名前を変えることはありえるかもね。今年はいろんなことを学ぶ年だから」

梅「あの、さっきから結構いいことを言われている気がするんですが、逆に僕の持っている運勢で悪いところはありますか？」

母「そうねー、やる気がなくなると本当に引きこもってしまうぐらい浮き沈みが激しいタイプなの。だからとにかくいつも新しいことに挑戦すべきね」

梅「調子が悪くなると引きこもる……それも当たってます」

母「あと、あなたは胃と腰が弱いわ」

梅「胃痛にはよくなるし、腰も去年怪我をしてからちょっと腰痛気味なんですよ。なんでわかるんだろう？　不思議だなー」