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ひらめきの月曜日
 
塩を撒く
100円ショップで塩を買ってきました

相撲が好きなので、よく相撲観戦をする。見てるだけでは気が済まなくて、子どもの頃は父を相手に相撲を取っていた。楽しかった。

あれから数十年。すっかり老体となった父を相手に相撲を取ったなら、私は傷害罪で捕まってしまうだろう。

好きな物をマネしたくなるのは大人になっても変わらないが、身近に相手がいない。新相撲(女相撲)へ体験入門しようかとも思ったが、そこまで大がかりになると腰が引けるのも事実だ。

相手がいなくても満喫できる方法…。そうだ。塩を撒くだけでも、手軽に相撲気分を味わえるんじゃないか?

高瀬 克子



どこで撒こうか

今回調べて分かったことだが、大相撲の力士なら誰でも塩を撒けるわけじゃないらしい。堂々と塩を撒けるのは十両以上の力士に限られるという。

知らなかった。では私が味わおうとしているのは、ごくごく上位の関取の気分になる。野球に例えるなら「ホームランを打ったバッターが球団マスコットのぬいぐるみを客席に向けて放り投げる」という部分に当たるかもしれない。(二軍の試合にぬいぐるみは登場しない)

さて「塩を撒く」と言っても、さすがに好き勝手な場所で撒くことは出来ないだろう。やはりある程度の広さが必要になってくる。

そこでやってきたのは、北区にある飛鳥山公園だ。花見のついでにパアーッと塩を撒こうという目論見で、シート持参でやって来たのだが…。


一体、どこにそんなスペースがあるというのか

八代将軍吉宗が桜を植え、落語の舞台としても知られた歴史の古い公園だけに、塩を撒くにはうってつけの場所だと思ったものの、この人出だ。

「やはり無謀だったか」と諦めかけたその瞬間、先客が帰ったばかりの、ぽっかり空いたスペースを発見。


あそこへ陣を取れぃ!
さっそく持参したシートを敷き詰めました

土俵の大きさは直径が4.55メートル。2メートル四方のシートを4枚繋げても、まだ足りない。

土俵が小さく見えるのは、巨体の力士が2人上がるからこそ、ということを今さらながら理解した。


持ってきた塩を容器に入れて
シートの隅にスタンバイ

周囲のシートには酒や御馳走が並んでいるが、私のシートには何も乗っていない。ほろ酔い気分の人たちに囲まれた、土俵に見立てたキレイなシート。

少々さみしい気もするが、考えてみれば本場所における土俵にも同じことが言える。図らずも、より本物に近い環境が用意された。


砂かぶりにあたる場所でも飲食してるのが本物との違い
では、いよいよ塩を撒いてみましょう

 

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