デイリーポータルZロゴ
検索天気地図路線このサイトについてランダム表示ランダム表示


フェティッシュの火曜日
 
地球を火星にしてしまえ

型どり三昧

さて、型をとるわけですが、「砂・ボウリング」の記事のようにFRPを使うという手もあるが、あれは手間がかかってしょうがない。なので、例によって東急ハンズ新宿店に泣きついてみた。

「あの、型をとりたいんですが、FRPより簡単にできる方法はないですか?」

この一言で、店員さんがきびきびと紹介してくださったのは下の3点。ではまず一番簡単と思われる方法から試してみよう。


アクリル板、型どりシート、自由樹脂。

 

まずは型どりシートで

この「型どりシート」は、シート厚0.6mmのポリエステル系プラスチック。なぜ簡単そうか、というと、ドライヤーで温めて型をとりたいモノの上に押し付けますと、その型どおりに凹凸ができてしまうという塩梅でございます。

温める→押し付ける→型がとれる というと一見なるほどと思うが、温めると何が起こるんだ?早速やってみましょう。


厚紙で枠を作って温め始める。しばらく変化ナシ。
! 約60度という低い温度で透明に。軟らかくなってきた証拠。

だが悲劇はある日突然に訪れた!


もっと全体をと温めて続けていたら、風圧で穴が!
すかさず (でも内心大慌て) 型の上に押し付けてみる。

「もっと軟らかくして、やりやすくするのじゃー」 と欲をかいてしまった。それがいけなかった。昔話では姉妹のうち姉のほうがこういう欲を出しやすいって場面だ。妹はこつこつと様子を見ながら地道に働く。


慌てながらもリカバーしようとする。
なおも温めながら細かいところを仕上げる。が、失敗のオーヴァーチュア(序曲)が聞こえる・・・

がーん。大穴。

だめだだめだだめだ。穴が結局ふさがらなかった。それにペコンペコンになってしまった。


ペコン。

でもなんだか顔の部分はうっすら顔っぽく形が浮き出てもいるので、捨てるのは怖い。いわゆる「火星の呪い」が私なんかにまでかかりそうである。


 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ

 
Ad by DailyPortalZ
 

アット・ニフティトップページへアット・ニフティ会員に登録 個人情報保護ポリシー
©2012 NIFTY Corporation