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ひらめきの月曜日
 
来たれ!新入部員カンバン


■個性派ぞろい文化系

自分が現在どっぷり文化系なので、いまいちあこがれはない……と思っていたが、あまりにも個性的なサークルがそろっていて、やはり「うはーやりたい!始めたい!」という衝動に駆られた。
そんな個性派っぷりをどうぞ。


「クマ研」の看板。ほのぼのアットホーム。

「クマ研」の正式名は「北大ヒグマ研究グループ」らしい。
ヒグマを追いかけて山を歩き、自然を満喫するサークルだとか。

他の大学でも同様に「クマ研」があるが、同じクマ研でも、生息地の都合上、本州では研究対象がツキノワグマである。

演劇サークルの看板。

レシート風のデザインに、公演名が書いてあって面白い。
ここ10年で札幌の劇団は熱いので、この機に皆さんがんばっていただきたい。

ああ、むかし、演劇部の手伝いで照明係をやっていたのがなつかしい。とにかく暑かった。ライトの熱で。

「鉄道研究会」の看板。

きわめてシンプル、機能的。

しかしいまの若者にももいるのだな、鉄道ファン。
私は列車の写真を撮るのが好きだ。もしかしたらちょっと鉄オタ入っているのかもしれない。

「化石サークル」の看板。

豪快に「化石 採る」の文字が力強い!
確かに、化石がよく出る北海道なら、高確率で採れそうだ。自信あふれる文字もうなずける。
ああロマンだ。三笠市あたりで化石採りたい。

「自動車部」の看板。

自動車部って本当にあるんだ!
某マンガの世界だけじゃなかったのか〜。

それはともかく、車庫入れすらできず、タイヤ交換すらできない私にとっては、雲の上の存在だ。

さりげなく達筆なのにも注目。

伝統文化を大事にしよう「落語研究会」の看板。

勘亭流風の文字がナイスです。

コントや漫才もあるようで、いまお笑い系大流行りだし、ぜひ寄席が見てみたい!
「木戸銭無料」の言葉にグッとくる。

「アニメーション研究会」」の看板。

さすがに絵が上手い!
わかりやすいし、黙っていても新入部員が入りそうなサークルだ。
それにしてもラグビー部の「魁!○塾」と同じく、こちらの「機動戦士Zガ○ダム」も、放映開始は1985年なので、新入生は生まれていないはず。

そして、そんな「Zガ○ダム」の上に……。

小さくありました、「坐禅サークル」の坐禅体験会。

私は集中力がモールス信号ばりに切れ切れなので、こういった修練にあこがれる。
ああ、鍛えてもらいたい。

当日は気づかなかったが、写真を遠くから見たら気づいた「歩く会」の看板。

登山やクロスカントリースキーを行うのだが、文化系らしいので、こちらにジャンル分けしておく。

正直読めないものの、「歩く」というテーマにしぼったデザインワークとしてはすばらしい。

■なつかしくも変わらない、学生特有のメンタリティとバイタリティ

さすが北大というべきか、ユニークな看板(サークル)が多くて、どこも「参加したい!」と思ってしまうほど魅力的だった。

しかし看板を見て回って思ったのだが、看板の制作方法がアナログなのもあって、看板がかもしだす雰囲気やノリは、私が学生だった10年前とあまり変わらない。
私が学生のころも、学校祭などでは、やはりみんなであんな看板をチマチマ作っていたものだ。

いまだったらパソコンで作って印刷して……という工程なのかと思いきや、ペンキやポスターカラーでペタペタ。
描いてある絵、文章もなんだかなつかしい。
実際に80年代のマンガやアニメを扱っているサークルもあったので、本当に変わらないと言えば変わらない。むしろ私が学生だった90年代より古いじゃないか!とつっこみたい。

学生特有のメンタリティは、何年たっても変わらないのかもしれない。

最後に、撮影させていただいた北大サークルの方々、ありがとうございました!そしてすみません。みなさま充実した学生生活をお送りください!

北大の看板には、クラーク先生のマークがついている。

 

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