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フェティッシュの火曜日
 
黄金色に光る池


千葉は房総、海沿いの道をドライブしていると、「ヒカリモ」という文字を見つけることがある。

ずっと気になっていたので、以前ようやく看板を見つけ、ふらっと入ってはみたものの、そこはただの池というか水たまりだった。
調べてみると、光るのには時期があり、また、天候にも左右されるということで、ある晴れた春の日に再び行ってみた。正直、あまり期待はしていなかった。

しかし予想以上のものがそこにあった。

佐倉 美穂



ヒカリモとは

今回取材に訪れたのは千葉県富津市の竹岡というところだ。

観光案内によると、

ヒカリモとは単細胞の藻であり、洞穴に入ってくる光を反射させる。3月中旬から5月中旬に多く水面に浮遊するため、水が輝いて見える。ヒカリモ自体は全国各地で見られるが、毎年同じところで定期的に発生するのはまれで、ここ竹岡はその典型であり、古くから土地の人は「黄金井戸」と呼んで祀ってきたという。

ということらしい。

黄金井戸? まじかよ。
前に立ち寄った時のがっかり感は根強く残っている。


いざ黄金井戸へ

狙いの場所は千葉の内房沿いの道路をひたすら南下していくとあるはずだ。今回も注意しながら車を進めると、あっけない程簡単に見つかった。看板が増設されたらしい。
その駐車場は整備されておらず、3台くらいしか止められない程小さい。


もうこれで見逃さない
駐車場にある井戸。何に使うのだろう?

車を降りると、そこにはナニゴトかと思うほど宗教のシンボルが乱立していた。
鳥居にお地蔵さま、鯛を持った大きな像は恵比寿さまか。にこやかでいらっしゃる。
お賽銭箱もあり、池があったら小銭を投げるような、無宗教、もしくはヤオヨロズを気軽に信じる日本人を感じた。
年末年始のクリスマス、除夜の鐘、初詣のような、もはや信仰とは違う、気軽なジンクスや行事に近いと思った。


神道、仏教、なんでもこい

と、ややいぶかしがりながら池への階段を登る。
一度来たことがあるので、その池の小ささも知っている。光っていたらもうけもの、写真が撮れたら万々歳といった気分だった。


天然記念物らしい

小さな階段を登っていくと、大きな岩の切れ目に洞穴があるのがわかる。

探検みたいになってきた

洞穴の入り口に立ち、中を覗くと……


あれっ、黄色い?

そこは期待を遥かに超える状態になっていた。


 

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