ほんの少しずつ
本来はチョコレートを乗せるための紙に、酒のツマミを盛りつけていく。
それにしても、なんというジャストサイズっぷりだろう。まるで、ツマミの為にあつらえたかのようじゃないか。
いやあ、我ながらいいアイデアだと思う。「これをズラリと並べたら、さぞや壮観なことだろうなぁ」と想像するだけで、自然に顔がニヤけてくる。
しかしこの紙皿、時間が経つと珍味の水分を吸収するのかヘタッとしてしまい、少々安定感がない。
やはり、この紙皿を支える外枠が必要なようだ。でもピッタリ収まるようなケースって、なにかあったっけ…?
ってなわけで、急遽メリーチョコレートの売り場に走りました
これならピッタリだろう。本来あの紙皿が入るべきは、この箱なのだ。いわば約束された地と言える。
好物ではあるが、今回チョコレートに用はない。必要なのはプラスチックの外枠のみ。中身(チョコ)を取り出してタッパーに移し替え、まだチョコの匂いのする容器をざっと洗う。
チョコレートの買い出しに行ったついでに珍味も買ってきた。「食べきる」のが趣旨なのに増やしてどうする。
でもまぁ、せっかくだから豪勢にいこうじゃないか。
紙皿に珍味を入れ、それをプラスチックの容器にスポッとはめていく。
横に長いチョコレートが入っていた枠には、せっかくだから御飯を詰めよう。酒のツマミって、御飯と相性いいんだよなぁ。…うふ。うふふふふ。笑いが止まらない。
そしてついに、夢のような珍味の箱が出来上がりました。是非、次のページで私と一緒にニヤニヤしてください。