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フェティッシュの火曜日
 
Tシャツのイベントで売り子になってきました


ゴールデンウィーク最終日、雨のパラつく5月7日(日)。私はとあるTシャツイベントで、なぜか売り子のお手伝いをしていたのだった。

私に一体何が起こったか。興奮冷めやらないまま、撮って出しのレポートだ!(何しろ、おとといのことですから)
VTR、回転!(と手を前に振って開始)。

乙幡 啓子

それはあの「おつまみ」から始まった

そのイベントとは、「Tシャツ・ラブ・サミット vol.7 "ストライク" 」(以下ラブサミ)。 初回より年々規模を広げ、7回目の開催にして80ブランド以上が集結するという、日本一のTシャツイベントだ。

Tシャツには自分も近年注目、というか、インディーズの個性的なデザインのTシャツを街で見かけたりサイトで買ったり、ということが多くなってたんですね。で、とあるブランドさんのTシャツも友人が以前着ていて、気になっておったのです。それが下の写真、やたらタッパのあるブース。


伊藤製作所さんブース。祭の山車(ダシ)かと思ったぜ。

で、なぜそこにいきなり私が?って話なんですが、聞いてくださいよ!(ここからはやや内輪ネタです、すいません。でも祭だし、いいよな!?)ささ、奥へ奥へ。

去年のBBフェスタではグッズをお買い上げの方に「俺ガチャ」で出てきたマスコットをおまけにつけていたわけですが、私がそこで苦し紛れに作った「チーズ鱈」(作成の様子を参照)、それを商品化したい!と、なんとくだんの伊藤製作所さんからオファーが来たって訳なんですよほーぃ!

ではここで、当時のはフェルトで「ぶっちゃけ、切って貼っつけただけ」のチーズ鱈が、どのようなプロダクトになったか、見ていただきましょう。ドン!


おー!袋に入れるといっそうのプロダクト感。
タグにも「○乙」がフィーチャード!

材質は、上記「俺ガチャ作成の様子」で林さんの使った粘土と、ガーゼのような布です。それにより、チーズの「なめらかさ」と、鱈の「よれ感」を表現しております。感動です。まるで「適当な気持ちで産んでしまった子供が、里親の手で立派な青年になった」様子を見ているような。そんな経験はないわけですが。

で、伊藤製作所さん(名古屋在住)から「東京でラブサミに出るので、この際売り子などやってみますか?」と面白いお誘いをいただいたので、2つ返事でOKした、というわけでございます。売り子、やってみたかったんです。

「これはねー、新作なんですけど、私も色違い買っちゃいましたー」とか、「あ、むしろぴったり目に着ていただいたほうが・・・」とかね、言ってみたいじゃないか!

 

Tシャツの売り子とはアパレルの売り子だ、ということに今更気づく

私は2日目のみお手伝いということで、伊藤さんのブースにお客気分で12時入り。「いやー、盛況ですなあ」とか言いつつ「カバンはどこに置けばいいっすか?」「あ、これ差し入れのコーヒーです」などと浮かれまくり。


状況にまだ慣れてない私。通路に思いっ切り立ちはだかりブースを見上げる。

と、ここで店主の(というかお一人でやられてます)伊藤康一さんから業務連絡が入る。

「えーと、まず説明しますね・・・」
あ、そうだ、自分は店員だった。
説明事項ですが、まあこんな感じ。

  • 細かいお金はここ。大きいのはここに。
  • 売れたらノートに種類とサイズを書く。
  • 売れたら在庫を補充。
  • 小物の袋はこれ、Tシャツ等の袋はこれ。

書き出すことでもなかった気がしてきたね。当たり前のことですね。でも、新しく在庫箱から出すTシャツを陳列するときのたたみ方はちゃんと教わりました。


裏側を表に向けて、
折るところを手で押さえて縦に折る。もう片方も同じく。
下から2つ折り。

販売員の方には当然のことが、えらく新鮮だ。やる気も出たぞ。シャキシャキ動いて声を出そうぞ!


「どうぞ、どんどん広げてくださいねぇ」(私の右側でたたんでおられるのが店主・伊藤さん)

いやー、お金の受け渡しとか、決まりきったモーメントはちゃきちゃき動けますが、袋にTシャツを入れるのが意外と手間取る。売り物ですし、しわにならないように、丁寧に、でも素早く。


わかっちゃいるけど、なかなか袋にサラッと入らないで焦る私。
迷うお客様にはさりげなく声を。「サイズありますからねー」

声をかけると離れていく〜、話しかけるタイミングがつかめないよ〜、と、ハラハラしながら右往左往していました。

「これは新作でねー」なんてかます余裕はありませんな・・・。


タイミングをみようと固まる私。

でもいろいろふらふらするうち、「告知を見ました」(事前にイベントの告知をさせていただいてました)とわざわざチーズ鱈を買いにいらっしゃったデイリーポータルZ読者の方々に、あたたかい声をかけていただきました。まことにありがたかったです。


わざわざ石川から!ほくほく線で!
右の方はお付き添いのようでしたが。チーズ鱈買いに付き添い・・・。
すみません、不肖私の弟です。夫婦で。ありがとうよ。

他にもたくさんの読者の方とお会いできたんですが、写真を撮る余裕もないくらい客足が絶えませんでした。皆様、改めてありがとうございました。

さて「俺バンザイ」記事はひとまずこれくらいにして、ラブサミの中を探検してみますか!


 

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