「土蜘蛛人にとり憑かれたな……」
そう思いました。
もう一人のイラストレーター山口マナビさんは、うろ覚えのウルトラ怪獣を描きまくり対抗を試みていましたが、恐怖(小説）家の我妻氏と私にことごとく完敗でした。 それどころか、うす怪獣モチロンの存在を知りひたすら感動していたようです。
後日、フジモトさんから、新たな土蜘蛛人作品をいただきました。デイリーポータル書き下ろし。
フジモトさんの絵本「スコットくん」が、先日文庫化されました。ニヒル、でもどこかヌケてる文科系男子スコットくん。子どもな大人におすすめの一冊です。
中公文庫・定価781円（＋税）
土蜘蛛人で2000万円を
その日、神田ぱんさんが「ナントカ社小説大賞賞金の2000万円はどうやったらラクに確保できるか」と真剣に悩みすぎて寝こんでしまいましたので、みなで「土蜘蛛人小説」の構想を朝までしんけんに語りあいました。
土蜘蛛人説を世に知らしめた博士一族と土蜘蛛女との因果応報がメインの大スペクタクル巨編です。かなり細部まで練りあげましたが賞金がかかっているため詳細は書けません。
朝方ノコノコ起きた神田ぱんさんが、「みんなで考えたのだから賞金を等分しよう」ともちかけてきましたが誰もウンとは言いませんでした。 あたりまえだろう。
我妻さんはその後、「百穴はボーリングの持つとこの穴だった」という終焉まで考えたそうです。 まだまだあついです、土蜘蛛人熱。
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