実践ティッシュ配り批判
さて、ティッシュが欲しい通行人は一つの選択を迫られることになる。彼らはどちらのティッシュを手にしたほうがよいといえるか。つまり、僕が配ったティッシュと彼が配ったティッシュ、どちらの方が、よりよいティッシュであると言えるだろうか。
彼のティッシュには企業の広告が入っていて、いうなれば宣伝のために配られたティッシュである。それに対して、僕のティッシュは単に「ティッシュを配りたい!」という考えの下に配られたティッシュだ。
偉大なドイツの哲学者カントはこう言った。「汝の意志の格率が、常に同時に、普遍的立法の原理として妥当しうるように、行為せよ」
で、まあ、結論。通行人が受け取るべきティッシュは、僕の方と言える。何故なら僕のティッシュは10枚入りで、彼のティッシュは8枚入りだからである。カントは黙ってろ。 |