どうですか、そこの皮嫌いのアナタ。ただの「鶏皮せんべい」じゃないんですよ。皮とレタスが交互にドーンと積み上がってんですよ。
そして、食べた時の音がこれだ。 …カシャックサック。
パリッとしてて、サクッとしてて、どこまでも口当たりが軽い。感動的なまでにクリスピー。これはウマイなんてもんじゃないっすよ!(テーブルを叩きながら)
次は鮭皮
鶏の皮に関しては、皆を啓蒙できたと信じたい。いや、信じさせてほしい。
続いては、鮭の皮だ。
定食屋などで皮を残している人を見ると「残すんだったら頂戴」という言葉が喉元まで出かかる。
本当にねぇ、もったいない話ですよ。おいしい所を残すなんて、どうかしてますよ。
いつもは身と一緒に焼いて、皮は「お楽しみ」として大事に慈しむように食べる。ビックリマンチョコにおけるシールのような存在だと思ってくれて構わない。
そんな慎ましい鮭皮生活を送っている私にとって、魚焼きグリルの光景は、目の毒としか言いようのないものとなった。
こんがり焼けた皮の、なんとおいしそうなことか。
大人だから自制も利くが、これが子どもの時分だったら超音波を含んだ嬌声をあげている。いや、正直に言うと、ちょっと声が出ました。
こういう企画でもない限り、死ぬまで目にしなかっただろう皿を前に、すっかり興奮しております。
こちらも、皮嫌いな人のためのひと工夫を施したい。ミルフィーユ状に重ねるのは同じだが、さて、間に何を挟もうか。