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フェティッシュの火曜日
 
梅ジュースで泡の入浴剤を作る

実験開始

梅ジュースの濃縮なんて難しそうだが、単に煮つめるだけだ。
クエン酸は175℃で違う物質になってしまうが、今そこまで計れる温度計が無い。

おそるおそるジュースを鍋に移し、火を付ける。

 
台所は偉大な実験台である
いいダシ出てそうな色だが、梅ジュースだ

梅ジュースを煮つめ、沸騰してくると、ふんわりと梅の香りが漂う。
半分の量になる頃の香りはもう梅じゃない。えーとこれは……ディズニーランドで嗅いだあれだ、ハニーチュロス。未だ食べたことのない、味も存在も甘い物体。
いったいどんな成分が蒸発しているのだろう。クエン酸よ、そのままで残ってくれ。

時間が経ち、煮詰まった梅ジュースは色も濃くとろりとしている。
指ですくって舐めたところモーレツに酸っぱい。これは酸が残ってるぞ、絶対。


not カラメル, It's 梅ジュース
リトマス試験紙も赤くなる酸っぱさ

冷めた梅ジュースをボウルに入れたベーキングパウダーに少しずつ入れて混ぜてゆく。
一気に入れると泡が出るので注意。


入浴剤を作っています

粉と少しずつ混ぜてゆく様子はパイ生地作りのようだ。あれはバターと小麦粉だけれども、バターが溶けてはダメなので、冬に手を水で冷やしながら練るのだ。作ったことがあるが、修行かと思うほど過酷だった。もうやらん。

「粉が多くてパサパサだけど、なんとかまとまるかな」という具合になったら、型に強く押し込んで固めましょう。
台にはベーキングパウダーで打ち粉をしておくと抜けやすいでしょう。

気分はすっかりクッキー作りだ。中高生の頃は毎週のようにお菓子を作っていたが、もしかしたらそれが私の実験欲を満たしていたのかもしれない。


これでも入浴剤を作っています
やっぱり入浴剤を作っています

入浴剤にはアロマ効果があるものも多い。では香りを付けた物も作ってみよう。
しかし何を入れたらいいのかわからない。
よし、ここは安易に香水を入れてみよう。リラックスするかはわからないが、好きな香りだし肌に悪いこともないだろう。


その後しばらく台所が香水くさかった

固まったら入浴剤のできあがり。いざ使ってみよう。


 

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