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はっけんの水曜日
 
252円の一眼レンズ
なんか足らない感じですが写ります


 EOS Kiss Digitalという一眼レフのデジカメを使っています。半年ほど前に交換レンズを2本買ったところ、請求書を見て驚きました。カメラ本体を軽々超える値段だったのです。

たけぇ。

 でも、たしかにレンズが変わると写真が変わる。ああ、レンズは欲しい。でも高い。今欲しいレンズは30万・・・・。

 欲しいのに買えないので、自分を慰めるために交換レンズを作る事にしました。出来るだけ安く。

(text by 松本 圭司

答えはピンホールデジカメ

安く新しいレンズを手に入れる方法の答えはピンホールカメラです。ピンホールのレンズなら自分でも簡単に作れます。おおっ、これだこれしかない。早速聞きかじりの情報を元に製作に掛かりました。

 

サブカメラ故障中につきポラロイドで撮影

工作的にレンズを作ります

カメラをアルミホイルでおおって穴を開ければピンホールカメラになると聞きました。では早速、という事でアルミホイルとセロテープ、針を持ち出してピンホールカメラを作ります。

写真の左にあるものがレンズを外した状態のカメラです。丸く黒く空いてる部分にレンズはまります。

そこを、アルミホイルでおおってセロテープで固定、ピンホールを開けます。

 

5分で完成。材料費は5円くらいか?

ピンホールデジカメ、完成

さて、5分ほどの作業で出来上がってしまいました。こんな簡単で良いんでしょうか。まぁいいでしょう。

穴は位置も大きさも適当に真ん中へんにプスッと開けました。良いんでしょうか。まぁいいでしょう。

デジタルピンホールカメラが完成しました。

 

うっすら見えています ISO400 1/2秒 夜間室内

ダメだこりゃ

最初に撮った写真が左の画像です。うっすらノートパソコンが写っています。ピントも相当に甘いです。

恐らく原因は穴が大きすぎる事と推測し、穴を出来るだけ小さく、そしてちゃんと中心に来る様に調整して作り直しました。これは0.5mm程度の穴でしたが、次の写真は0.1mmのピンホールで撮りました。

カメラに興味ない方には退屈だと思いますがこの調子で淡々と続きます。よろしくお願いします。

すげぇ、ただの穴でここまで撮れるとは ISO100 8秒

一気に奇麗になりました

穴を小さくしたところ上の写真とは比べものにならないほど奇麗に撮れました。しかし露光時間は長くなりました。穴が小さい分、カメラ内部に入る光量が減ったからです。

穴が大きい→光が沢山入る→露光時間は短い
穴が小さい→光が少なく入る→露光時間が長い

という関係になります。

これだけ奇麗に撮れれば十分実用的ではないでしょうか。半分冗談で始めたのに奇麗に撮れてうろたえてしまいました。いいのか、これで。

このカメラキャップが252円です
止めるのやっぱりセロテープ

でも一つ問題があります

奇麗な写真が撮れる様になったデジタルピンホールカメラですが問題が一つあります。レンズを変えるたびにアルミホイルとセロテープで工作をなしなければなりません。

これは大変に面倒くさい。

家で撮るだけならいいですが、外に持ち出して使う事を考えるとアルミホイルの耐久性も気になります。鞄の中でホイルが破れてしまうかも知れません。

そこで、解決策としてカメラキャップを使ったピンホールレンズの作成を思いつきました。

作るのは簡単。アルミホイルピンホールレンズの時と大差ありません。

1.カメラキャップを買ってくる。これが252円です。
2.カメラキャップの真ん中にドリルで穴を開ける。
3.ジュースの空き缶を切って金属板を作り、その中心に針で穴を開けます。出来るだけ小さく。
4.金属板のバリ(穴を開けて盛り上がった部分)を紙ヤスリで削ります。
5.2で開けた穴の中心に金属板の穴が来る様に貼り付けます。

完成。

これで僕もピンホールレンズオーナーです。新しいレンズを手に入れたら写真を撮りまくりたくなるのが人情ってもんなので、次のページで思う存分写真を撮ります。合計で1000枚くらい撮ってきましたのでご覧下さい。


 

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