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ちしきの金曜日
 
妖怪が住む町、境港に行ってきた

境港のディープな妖怪たち

境港、こと妖怪に関しては、ネタが尽きません。
今度は、妖怪たちの微笑ましい姿。


謀図かずお風鬼太郎か
どんな髪型にされるんだろう

妖怪かに坊主の向かいには、
ズワイガニもへばりついている。境港はカニの水揚げでも有名

クモみたいな妖怪なのに網に捕らえられている
サラリーマンも妖怪扱い、何かの警鐘か

きっと猫又です
中国の妖怪、張夫人・・・だと思ったらこれは違います

ベタなネーミングですが
やっぱり切っても切っても鬼太郎の顔が出てくるんだろうか

手づくり工芸館むじゃらというお店のマスコット、どことなく鬼太郎っぽい
かぶりもので、妖怪に変身できるのは、むじゃらだけ

 

ライトアップされる妖怪
ぬりかべもライトアップ

妖怪に全力投球

妖怪たちは、夜どうしてるのか。
墓場で運動会をしているに決まっていたのは、昔の話しのようです。
今、妖怪たちは、夜どうしているかと言うと、何とライトアップされてます。(写真の撮り方に失敗しているので、解りにくいと思いますが、これフラッシュたいてるわけではないんです。)

妖怪たちも変わったものです。
闇に生きるのが妖怪だったはずなのに・・・、という風に話しを持って行ってもいいのですが、ここは境港が行う町興しの気合の入りようについて書きたいと思います。

米子駅から境港駅まで走る電車のペイント、その区間全部に妖怪名をつけること。
119体もの妖怪を設置すること、しかもQRコードつきで。
そして、妖怪たちのライトアップ。

ライトアップされた妖怪なんて、不気味でもあり幻想的でもあり、本当にデートスポットとして最適です、悔しいですが。
「ぬりかべって妖怪が居るんだけど、そいつは鬼太郎の為に体を張って、あらゆる攻撃を防ぐんだ。しかもそいつは、それで傷ついた部分を自分で治しちゃうんだぜ。俺、お前のぬりかべになるから。」
そんな、くさいセリフもさらりと言えてしまう場所です。
これだけでも、そんじゃそこらの生ぬるい町興しとは、違います。

更に、ダメ押し的な、細かい仕掛けも。


街灯が目玉の親父
鬼太郎の下駄。この近くを通ると、人感センサーが働き、下駄の音が流れる

おどろおどろしい感じがする看板も
この黒猫も
この黒猫も

黒地に白い文字、奇妙な書体で書かれた看板も、なぜか黒猫が多いことも、町の景観を保つためのものなのかも。
観光地なんかで見かける、色彩を押さえたファミレスやコンビニの看板と同じ意味合い。
境港では、妖怪の町として、不気味な雰囲気の景観を壊さないよう町ぐるみで取り組んでいるのでは。

(多分勘違いだけど)恐るべし境港。

ねずみ男に変身して大満足

ゲゲゲの鬼太郎がどれくらいの世代まで有効なのかが解りません。
果たして、20才くらいの人は知っているのだろうか・・・
そんなことを気にしないくらい、今回は突っ走れました、楽しかったです。

ディズニーランドも良いですが、何かの折には、皆様も是非、妖怪たちと戯れてみてください。
鳥取の境港まで来れなくても、純粋な心を忘れていなければ、すぐにでも会えると思います、ほらアナタのすぐ近くにも(適当)。


 

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