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ひらめきの月曜日
 
無理なポーズは寝てとれ!


カメラマンは仲良しの人に

「ありえない、無理なポーズをとってみたい」この気持ち。基本的にはちょっと人に伝えるのは大変だ。

だが、ここは仲のよいご友人や家族、恋人などに思い切って打ち明けて欲しい。この撮影の一番のポイントかもしれない。カメラマンの手配である。

ポイント3
  仲のよい人に撮影してもらおう

なぜ仲のよい人がいいかは後でお伝えするとして、私は会社で隣の席のデイリーポータルZ コーディング担当、橋田さんにお願いした。


上に上がってもらって、できるだけアゴを引いて真上から撮ってもらう
撮影準備、完了

大事なのは連携プレー

さて、できるだけ身近な人にカメラを頼むべき、というのは、ポーズをする側と撮影側に微妙な連携が必要だからなのだ。

私が今回、一番やってみたかったポーズは「遅刻して走っている人」のポーズである。いかにも漫画っぽく両足を地面から浮かせて走る姿はどうしても普通に走ったのでは撮影できず、なんとかして写真に撮ってみたかった。

連携が必要、というのはここだ。夢に描いた自分が納得いくポーズが取れるまで、カメラマンにダメだしをしてもらうのだ。

自分が「今ポーズ取れている!」と思っても、人に見てもらうと案外うまくいっていないことがあるのだ。

ポイント4
  カメラマンに細かくダメだしをしてもらおう

参考までに、私と橋田さんのやりとりを通してだんだん「遅刻して走っている人」のポーズそのものになる様子をごらんください。


テイク1
古賀「ちこく、ちこくー!」
橋田「うーん、ちょっとアゴ引きすぎかも。もっと上げてー」

テイク2
古賀「ちこく、ちこくー!」
橋田「あ、いい感じ! じゃあ、カバン持ってみて!」


テイク3
古賀「ちこく、ちこくー!」
橋田「……なんか違和感あるなあー。顔の部分が…あ!」

テイク4
古賀「ちこく、ちこくー!」
橋田「うん、やっぱり食パンは必要だよね!」

なお、食パンは

ちゃんとトーストしました


テイク5
古賀「ちこく、ちこくー!」
橋田「うーん、やっぱりなんか頭の部分がおかしいんだよなあ…。頭を寝かさないで少し浮かせてみて!」

テイク6
古賀「ちこく、ちこくー!」
橋田「おお! いい! いいよ! かなりいいよ!」

ちこく、ちこくー

きみもやってみないか

奮闘の末、けっこうイイ線いってるんじゃない、という最後の1枚を合成してみた。

そうそう、PohtoShopのような画像レタッチソフトをお持ちでない方も大丈夫。写真をプリントアウトして切り張りすればきっと楽しいと思う。

ポイント5
 レタッチソフトがなかったらプリントアウトしてハサミで切って合成!

もっともっと無理なポーズをとり続けたかったのだが、現場は風が強く、また蚊も多かった。橋田さんと古賀、二人合わせて5ヶ所ほど喰われてしまった。仕方なく、ここまでで撤収となった。

ポイント6
 野外撮影の場合、これからの季節 蚊対策は万全に

撮影したなかで、なかなか良くポージングできたのは、この4枚。やはりなかなか思い通りのポーズを決めるのは難しい。



今度はマンガなどで予習して、とりたいポーズをあらかじめ決めてから公園で寝そべりたいと思う。


なんだろう、この達成感は


無理なポーズといえば、そもそも私は以前、ライター大塚さんの記事で、「うる星やつら」のラムちゃんのアクロバティックなポーズをとるという企画に参加させてもらっている(2005年10月5日「ラムちゃんポーズ!」)。

思い出してみればあのとき、ラムちゃんのポーズは寝ころがると上手くできなかった。どうやら、立体的なポーズは寝ころがってとるのは無理らしい(「うる星やつら」はマンガなのにポーズが立体的って、すごい)。

寝そべってやるとうまくできるのは「平面的なポーズ」だ。平べったいポーズをとりたくなったときには、ぜひ寝てみてください!

上司におこられた様子も、「きゃっ」っと驚いておけばなんだか冗談みたいに!


 

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