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はっけんの水曜日
 
雨の日、猫はなにをしているか
雨のイメージ写真。水たまり萌え


 このところ、毎日のように雨が降っている。梅雨なんだから当たり前だが雨が降りまくっている。僕ら人間は雨が降れば傘を差し、家の中に閉じこもる事が出来るが野良猫は何をしているんだろう。

きっと雨に濡れたりして大変に可哀想な事になっているんだろう。

 今回は、雨が降った日に出かけて雨の日の猫を観察してきました。中野、葛西、江ノ島の雨猫(あめねこ)をご覧下さい。

(text by 松本 圭司

雨猫の雨宿りパターン


傘をさしながら撮影してきました

雨の日の猫を集めるにあたって、各猫スポットで雨宿りをする猫を探してきました。ウソ。本当は単に猫の撮影をする日に限っていつも雨だったんです。結果として雨の日の猫写真が集まってしまいました。

各地の雨猫を撮影してみて、おおよそパターンがある事が判ったので次項からは雨宿りのパターン別に雨猫を紹介しようと思います。


社の軒下で丸くなる

パターン1、軒下

猫は人のいる場所にいる、いわば家畜。だから雨宿りにも人工物を利用する場合が多々あります。左の黒白猫は、小さな社の軒先で丸まっていました。

社の前では雨だっつーのに子供達がサッカーをしていました。「あー!!」という声とともに、頭上を越えて社をかすめるサッカボール。

そのボールを、迷惑そうな顔で、しかしじっと動かずに見ていました。

ゴミ箱の上がお気に入り

軒下とはやや違いますが、アパートの階段裏にあったゴミ箱の上にいました。カメラを向けるまでは寝ていたのですが、ピントが合う「ピピッ」という音に反応して起きてしまいました。

スマン。

ここなら濡れないにゃー

鉄骨が組まれた駐車場の軒下。そこにあるパイプの上にうずくまっていました。どうも、地面が濡れていなくても雨の日に地べたで寝るのは嫌なようです。

地べたに寝ると気づかないうちに水が流れて来るからでしょうか。地べたよりも高い位置で雨宿りをする傾向が見られます。

 

川越の軒下で豪快にかたまる

狐の嫁入りで陽光が差す雨の中、フラフラしていたら空き家とおぼしき一軒の家。その軒下に5,6匹の猫がかたまっていました。近くにあった猫の住処は撤去されていましたが新しい住処を見つけたのか、ここに密集していました。たくましくも生きる猫。雨がその絆を見せてくれます。


この空き家自体が猫の住処らしい

 

はやくやまねーかにゃー

パターン2、車の下

サンプルが少ないですが、車の下でも雨宿り。いや、猫はそもそも車の下が好きなのか。車の下でいつも通り寝ていたら雨が降ってきた、というだけかもしれません。

そこで寝るのは危ないんじゃないか

車の下で寝る猫は、ギリギリ濡れない位置で寝ている場合が多いようです。あんまり車の真下だと圧迫感があるからかもしれません。

そのまま車が動き出したらブチュっと潰れて猫せんべいになってしまいそうな位置で少々怖い気がします。

 

凄いところで雨宿りするね

パターン3、室外機の上

地べたで寝るのが嫌な猫たちのマインドを如実に表しているのが、この室外機パターンといえるでしょう。

軒下と室外機の間など、せまーいところに入り込むのが好きな猫の習性がそのまま出ています。

片足おちてますけどー

室外機の上はそんなに寝心地が良いんでしょうか。人間の感覚からすると、片足が落ちるような狭い場所で寝るのはやはり抵抗があります。

そんな僕の思いなんて関係なく、ただただ雨宿りをしながら寝続けるニャン太郎なのでしたぁ〜(めざましTV風に)。

そんなとこまで!

よくもそんな場所を見つけるな、っていう場所を見つけるのが猫という動物です。家の中における一番快適な場所は猫が知っていると言われるのも納得できます。

左の写真の猫は、3時間後通ったときも同じカタチで寝ていました。足とかしびれないのかね、君たちは。

 

しげみはつまり、いわば、基地

パターン4、しげみの中

家畜化された動物とはいえ、元は立派な肉食動物。野生の血が騒いだら、駆け込む先はブッシュだぜ!

しげみの中でじっと雨がやむのを待つ猫が一匹。

よく見たら飼い猫でした。飼い猫でも、家を出たらご主人が知らない顔になるものなのだ。

すぴー、すぴー Zzzzz

ここまででお気付きとは思うが、雨猫はおおよそ寝ています。これでもかという程、寝ています。間近で写真を撮りまくっても起きないヤツもいます。

雨の日の猫は、どこまでも眠いらしいのです。

耳はお前を捕らえているよ

薄暗いしげみに身を潜ませると思い出す、サバンナの記憶。「僕らに流れる猫科の血が騒ぐのにゃー」(猫談)

寝ているふりをしながらも、耳はこちらに向けて警戒を怠らない辺りが憎らしいと思います。

 

植木鉢の下だって

パターン5、植木鉢の下

猫たちは、とにかくあらゆる場所で雨を避けていました。この三毛猫は大きな植木鉢の下で、雨宿り。

「なんの用だにゃー」とでも言いたげな、面倒くさそうな表情が印象的です。

 

小さな椅子の下だって

パターン6、椅子の下

これは葛西臨海公園の雨猫ですが、小さな椅子の下で雨宿りをしていました。結構濡れると思うんですが・・・。

近くには売店のおばちゃんと仲良くなって、売店の中に猫小屋をもらった猫がいました。そいつは非常に愛想も良くて、なるほど猫小屋を作ったおばちゃんの気持ちも分かります。

それを3m離れた椅子の下から見る、キジトラ。

「オレは人間とは慣れ合わねぇ」

そんな気概を感じる猫です。男塾でいったら伊達臣人。

 

僕らはとにかく雨宿るのにゃ

パターン7、ショーケースの下

降ったりやんだりしていた雨が降り出した瞬間、トットットットッと、一匹の猫が小走り気味に店先のショーケースの下に滑り込みました。

なんだお前のその人間っぽさは。

「あんだちきしょ!濡れちまったい!!」って声さえ聞こえてきそうな風格でした。

 

雨の日の猫は、屈託なく眠い

 雨の日、猫はただただ寝ていた。起きている猫もダラダラしていた。夜行性の生き物ゆえ、昼間はダラダラしているのが常なのだろうが、それにしても寝過ぎていた。

やる気のない生き物の代表たる猫の、真骨頂と言える雨猫ぶり。

ひとんちで勝手に雨宿りをする野良猫

 雨の日は地べたに直接寝ない、室外機の上が快適、しげみの中もイカス。猫はそれぞれこだわりをもって雨宿りをしていた。そんな、妙な職人気質が人間味を感じさせ、それが猫の魅力なんだろうと思う。

と、ここまで書いてきてなんですが、僕自身は猫が大好きってわけじゃないんです。だっぽん。


 

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