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ちしきの金曜日
 
ベトナムのすごい電柱を鑑賞する

コンクリートジャングルならぬ電柱ジャングルの写真が続きます


 知らない土地に旅行に行ったとき、自分と同じ高さや地面ばかりを見てばかりいないだろうか?知らない場所でも見上げてみると意外な発見がある。例えばベトナムの電柱電線、それはアートな世界。ベトナムは雑貨やアオザイだけじゃない、電柱電線を見るだけでも来る価値はあるってものですよ!…多分ね。

ライスマウンテン

ベトナムの電柱は何がすごいのか

 とはいっても、自分ひとりベトナムの電柱について熱く語っていてもしょうがない。いくら親しい友人にだって「いきなりベトナムの電柱ってさあ・・・」なんていったところで怪しい人扱いされて終了だ。そこでまずはベトナムの電柱1本にスポットをあてて解説する。

 丁寧に解説するつもりなのでついてきてくれ。お願い。


模範的だと思ったベトナムの電柱

これのどこが模範的なのかはさておき、ベトナム電柱を部分部分ごとに紹介すると


つけたし的につけた上下に統一感のない街灯
電柱に絡む枝が作り出すジャングル
政府広報の拡声器
電気関係の装置
無数の電線が経由される
道路標識も付く。左折禁止だ。
別角度から。日本の電柱にはない不安定感があり、斬新だ。

 と、これらの特徴が相まってベトナム的な電柱美をつくりだす。無機質で、ダークな色で、アバウトで、でもカッコイイ。おそらく建物にこだわるライターの大山顕氏なんか好きなんじゃないだろうか。

 電柱と電柱に絡む無数の電線の美を発見してから、ベトナムで上を向いて歩くのが好きになった。電柱それぞれが個性があるので、面白い電柱を発見するだけでも楽しいのだ。次のページではベトナム電柱コレクションを紹介しよう。

 ところで電線が梳いた髪の毛にも見えるんですよ。だから超巨大高枝ばさみで、幾重にも重なった電線をちょっきんしたらカタルシスを感じるだろうな〜とか思ったのは自分だけですかね。あぶないですね、すいません。


真下から天を仰ぐ。カオス的な電柱からパワーを感じるのは自分だけ?

 

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