まずはローソンの新業態『ポスタルローソン』へ
まずはローソンが1年前から展開する新ブランド「ポスタルローソン」を見学することにした。
最近のローソンと言えば「ナチュラルローソン」、「ローソンストア100」、「高齢者向けローソン」など、ローソンという名前を使いつつ新しいブランドを次々と生み出している。この戦略を僕は勝手に“コムサ商法”と呼んでいる。(※)
(※)アパレルブランドのコムサ(COMME CA)は「コムサ」という名前とブランドイメージを守りつつあらゆる場所に「コムサ・○○」と名前を一部変えて登場させることから。ちなみにユニクロ商法、アルファ商法は関係ない。)
そんな中、去年登場したポスタルローソン。前者のコンビニに比べ、利点が見えにくい。だからこそ何が売りなんだろう、と前々から気になっていた。
郵便局に併設しているという情報は聞いていたが、あえてブランド化するにはそこに何か普通のローソンではないアイデンティティがあるのだろう。
店内は郵便局の施設「窓口、ATMコーナー、私書箱」とローソンの施設「売り場、雑誌コーナー、イートインコーナー」が入り乱れながら並んでいるといった状況。
私書箱の裏に雑誌コーナー。カップラーメン用のポットが置いてあるイートインコーナーの裏に郵便局のATM。普段見慣れているけど、結びつかない二つの光景が重なったという感覚。
売り場はわりと普通。通常のローソンで売られているもの一式が売っていました。ただ、御中元の品揃えがかなり充実していました。つまり、お店で御中元を買って、郵便局で郵送するという一連の流れがひとつの店で完結してしまう、という便利さ。なるほどこれは考えた。
また郵パックの受取サービスを行っていた。夜型の人や不在がちな人にもうれしいサービス。
村に一軒もコンビニはないけど郵便局はある。しかしその郵便局も民営化のあおりを受け戦々恐々。そういった山村にこそ、このポスタルローソンは意味を持つのではないかと思った。都内近郊だけでなく全国展開が待たれるところだ。
ポスタルローソン代々木郵便局店
住所:〒151-8799 東京都渋谷区西原1−42−2
その他:無線LAN(FREESPOT)あり。
もちろん24時間営業。ただし郵便局の通常業務は夜には終わります。また、横浜市青葉区の青葉台にもポスタルローソンがあります。 |
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