本当はバスタブいっぱいのゼリー浴をしたいものだが、いかんせん処分に困る。今回はそれを溶かす薬剤が無いので流せないのだ。もちろん紙おむつなので水を含んだままでもゴミに出せるが、大量すぎて腰を痛めそう。
というわけでバスタブの代わりに衣装ケースの登場だ。
おむつから高分子吸収体を取り出す。こういった単純作業は無心と闘争心が交差する。闘争心といっても「紙おむつに残りがないように!」という平和なものだが。
こそぎ取るという表現がよく似合う作業だ。何かに似ている。
あ、あれだ、メロンやスイカを薄っぺらくなるまで食べた時みたいだ。欲望に忠実な幼少期を思い出す。 |