夏休み。 「花火大会までに、ゆかたを縫おうっと」と思って、布だけ買って、そのままほったらかし。 「やべ、どうしよ! ていうか無理!」なんて思っている方……いらっしゃらないでしょうか。 今回はそんなアナタにご提案。 「一枚や二枚の布を結ぶだけで、簡単に作れるドレス」をご紹介します。
いやあ、和風な生地で、前々から挑戦してみたかった「アフリカ式ファッション」をやってみたいなー、と思ったんでスよ。
(text by 大塚 幸代)
んで、 用意しましたのは、ゆかた用っぽい生地。110センチ幅。 160センチの長さに切って、110×160の布を作ります。 これ、東アフリカのドレス用の布、「カンガ」のサイズ。 「カンガ」は、スワヒリ語で、ことわざ・人生の教訓・メッセージなどがデザインされているカラフルな布で、「赤ちゃんが生まれたらおくるみに、普段は身体に巻いてドレスに、死んだ時も亡骸を包む」という、東アフリカ女子の必須ライテムらしいです。 参考資料:『見る・つくる・知る おしゃれなアフリカ アフリカンドレス』(アフリカ理解プロジェクト編/明石書店刊)。 ほんとのカンガに書いてあるメッセージ例を見たら、 「マンゴーは熟した(機は熟した?)」 「ごたごたの絶えない友人より、パジェロのパンクのほうがまし」 「若さは煙のごとし、立ちのぼったら立ち返らない」 「人にはそれぞれ専門がある」 「影でひそひそ言うより面と向かって」 「自分のことも出来ないのに、他人の面倒をみられるの?」 などなど……おもしろいなあ。
■基本のトラディショナルスタイルに挑戦
まず布を横に広げ、ジュディ・オング状態に。
で、ええと、これを巻き付けるだけらしいんですが。 あ、あり? どうやるんだ!? まずかたっぽ、ワキにはさんで、 もう一方のハシを、はさみこむんで、出来たら片方もはさみこむ。 ……これ、「風呂あがり」にしか見えませんね。
同じ方式で、腰に巻けばスカートに。
■ネックノット・スタイル
もうちょっと、服っぽく見える結び方を模索。 布を交叉して、首の後ろで巻く「ネックノット・スタイル」スタイルは、 一応、服っぽくなりました。
今回、撮影協力してもらった、ライター古賀さんにも着てもらいました。 「夏、な感じでお願いします!」とお願いしたところ、 ナイスなポージング! さすが当サイトいちのフォトジェニック娘。