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ロマンの木曜日
 
スポーツヤブサメのやり方教えます
新感覚屋外スポーツ「スポーツヤブサメ」のやり方を大公開!


まだまだ暑い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さて、もうすぐスポーツの秋。何か新たにスポーツを始めようという方も多いのでは?

そこで今日は話題の屋外スポーツ「スポーツヤブサメ」のやり方をご紹介してみたいと思います。ルールはとっても簡単です!

(text by 岸川 祥子



スポーツヤブサメ講座1・準備するもの


スポーツヤブサメとは、走る馬の上から矢で的をいる日本古来の武芸「流鏑馬(やぶさめ)」にヒントを得て作られた全く新しい屋外スポーツ。用意するものはたったのこれだけ。

馬の代わりに自転車 (初心者はママチャリでもOK)

矢と的の代わりにダーツ (初心者は折りたたみ版でOK) 

そして、競技用の広いスペース これで完璧! 

都会では自転車を走らせることの出来る空き地を探すのは大変ですが、車道でやると人に矢がぶつかったり、車にはねられたりして大変危険です。くれぐれも安全な場所を選んでやるようにしましょう。

 

スポーツヤブサメ講座2・競技内容


準備が整ったら早速実践です。まず自転車を手で押しながら所定の位置につきましょう。右利きの人は的の右側に、左利きの人は的の左側に立ちます。

的から縦0.9m、横7.2m離れたところに立ちます。

的と自転車の距離は日本古来の尺貫法に基づいて定められています。縦幅は半間(約0.9m)、横幅は4間(約7.2m)です。この時、矢はきちんと手に持っておくようにしましょう。

初心者用のマグネットの矢

通常は先の尖ったダーツを使用しますが、初心者の場合は試合運びをスムーズにするためにもマグネットダーツを使用すると良いでしょう。

さて、所定の位置につき、笛の合図が鳴ったらいよいよスタートです!それでは早速投げてみましょう。


矢の投げ方解説動画(音が出ます!注意)


ちなみにこれは悪い例。自転車もヨロヨロし、投げ方も山なり、いいところが全くありません。また、万が一投げ損なって矢がどこかに行ってしまっても、この人のように声をあげてはいけません。スポーツヤブサメはサムライのスポーツ。ここは武士らしく厳かに行きましょう。

参考:スポーツヤブサメの主なルール

○2人の人物が先攻と後攻に別れ、3投ずつ投げ合う。
○3投のうち最も高得点の矢の点数のみカウント。
○これを10回繰り返し、合計点が高かった方が勝ち。

 

スポーツヤブサメ講座3・禁止事項


ところでスポーツヤブサメにはいくつかの禁止事項があります。ルールを犯すと減点になってしまうので注意しましょう。

自転車に手をかけたまま、矢を拾う。減点10。
名前を呼ばれる前に所定の位置に着こうとする。減点5。

失投の後、激しく落ち込み周りのテンションを下げる。減点5。
競技中、蚊に刺されて足をかく。減点3。

以上がスポーツヤブサメの概要です。皆さん、おわかりいただけましたでしょうか?スポーツヤブサメは大人から子供までみんなが楽しめる愉快なスポーツ。ルールを守って正しく行いましょう。

それでは最後に、10投目にしてやっと矢が的に当たった時の筆者の画像を見てお別れしたいと思います。ごきげんよう!


スポーツヤブサメ成功バージョン(マウスオーバーで動きます)

流鏑馬気分が味わえてスッキリ!

スポーツヤブサメは架空のスポーツです。

というわけで、今回スポーツヤブサメについてあれこれ書いてきましたが、スポーツヤブサメなんてスポーツは実際にはありません!かねてから流鏑馬に憧れていた岸川が、自分も流鏑馬気分を味わえないかと、勝手に作った架空のスポーツです。

とはいえなかなか楽しい遊びなので、
「自分も流鏑馬気分を味わいたい」
「屋内でダーツをやるのはもう飽きた」
「最近何となく運動不足」
という方は是非一度試してみてはいかがでしょうか?


 

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