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ちしきの金曜日
 
最西端を巡る旅

本土最西端からの眺め

いろいろあったが、本土最西端の地まで辿り着いた。
これが本土最西端から見た眺めである。

適当なところに車を停め、海岸沿いの小道を歩いていくと、
やがて…


小道をてくてくと歩いて行くと…

おお、あそこに見ゆるは!

 

本土最西端

おや?

最西端の碑だ!

ついに端っこマニア垂涎の地、本土最西端に辿り着いた。

こういうわかりやすいモニュメントが建っていると、到着した時に素直に喜べるのでありがたい。

 

そして疑問浮上

「すかさずGPSチェックや!」
と、GPSを取り出し緯度経度を測定する。

北緯33°13'01.6"
東経129°33'08.1"

ふむふむ。
あれ?モニュメントに刻まれている数値と若干違うぞ。
これはいわゆるGPSの誤差というやつだろうか?
それともモニュメントの方が、実際に測った場所と違う位置に建てられたのだろうか?そもそもGPSが無かった時代はどうやって緯度・経度を測ったのか?

GPSのおかげで、思わぬところで疑問が浮上してしまった。この地を訪れた人で、モニュメントに刻まれた数字に疑問を抱いたのは、もしかすると私が初めてかもしれない。

 

証明書をもらう

さて、せっかく本土最西端の地を訪れたのだから、最後に「訪問証明書」を取得して旅の締めくくりとしたい。

証明書は、小佐々行政センター(旧町役場)に行けばもらえるとのことだったが、この日は日曜日で休み。なので代わりに、冷水岳公園というところにある物産館に行けばもらえるというのでそちらに向った。

が、行ってみると…


開いてなかった!!

行政センターが休みだというからこっちに来たのに、こっちまで開いてないとは、これいかに?!

が、諦めきれず、周囲を一周してみたら、横手にあるドアがちょっと開いていた。


食堂のおばちゃんたちが休憩してた

中を覗いてみると食堂のおばちゃんたちが、仕事を終えて休憩してることろだった。

そこで中に入っていって
本土最西端の訪問証明書がほしくて来たんですが…。
と尋ねてみたら、そこの棚にスタンプと紙が置いてあるから勝手に押して持ってっていいよ、とのこと。


スタンプ台と証明用紙。テーブルにはトンカツの山。

しょ、証明書ゲット…!!

う〜む。
なんとも長崎らしい、おおらかな証明書の発行であった。
(しかも無料。)

今回の足跡

というわけで、JR最西端の駅と、本土最西端の地を訪れた。これですっかり、私も端っこマニアの仲間入りだ。今回のを皮切りに、いつしか日本中のあらゆる端っこを制覇してみたいと思う。

ちなみに、要所要所で測ったGPSによる緯度経度をまとめると以下のようになる。

 
東経
北緯
出発地点 129°51'10.8" 32°48'06.3"
佐世保駅 129°43'32.5 33°09'51.6"
本土最西端 129°33'08.1" 33°13'01.6"

こうして表にしてみると、自分がじわりじわりと西に移動していったことがわかり、大変満足である。


 

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