本場の騎馬戦を観戦する
いよいよイベント当日。
息子の記憶がいいかげんで、観戦レポートとしては成り立っていないことをまずはお許しいただこう。
「興奮?まあ馬がいっぱいいるねえって感じ」
「地響きは、んー……それなりにしてた」
「なんか馬の首みたいなの取り合いしてた」
執拗な尋問により得た少ない情報をもとに、ネットで調べてみた結果……
体育祭でやるあの騎馬戦ではなく「コクボル」という騎馬ラグビーのようなものではないかと私は推測する。
●コクボル(ウラク・タルトゥシュ)
- 首と足首を切り落としたウラク(山羊)をボールに見たて奪いあう騎馬ラグビー。
- ウラクを自陣にゴールしてポイントとなる。
ボールとなる山羊は、殺した後の生々しい家畜という雰囲気はなく砂煙の中では大きな毛玉のように見えるそうだ。息子が「馬の首みたいな」と言ったのもうなずける。
「ああそうだね、そんな感じ。そうそれそれ」
というわけで、とりあえず「コクボル」だということにしてごらんいただきたい。
騎馬民族の末裔、その底ぢからを見よ
このウラク(山羊)は20〜30kg近くあるそうで、これを馬上で、しかも片腕で持ち上げ奪い合うのはそうとうな筋力が必要だろう。
ただ走っただけで内蔵が飛びしそうになったオンは騎馬民族のパワーを目前にしてなにを思ったのか。
「あ。ラクダ!ラクダっていがいと走るの速いんだよ」
そのラクダと、ウラク(山羊)の画像がなくて本当にすいません。 |