開発担当者のかたに伺ってみました。
カップ焼きそばの味で興奮するとは! カップ焼きそばの底意地を感じ、さっそくこの『ホントに焼いた本焼そば』を開発した山田さんにお礼を言い、話しを聞くことにした。
梅田「おいしいですねー、これ」
山田「そう言っていただけるとうれしいです。開発に4年かかりましたからね。お客様に喜んでいただけると本当に嬉しいです」
○斜陽のカップ焼きそば業界に一石を投じたかった
梅田「まずはこの商品を開発した経緯について伺おうかと」
山田「僕は29歳で、生まれたころからカップ焼きそばを食べて育ったんですよ。で、自分もカップ焼きそばが大好きなんですが、最近カップ焼きそばの売り上げは実は落ちています。今、カップ麺業界は“春雨”や“フォー”なんかが売り上げを伸ばしていて、焼きそばはずいぶん肩身が狭くなってしまった。もちろん時代の流れもありますが、他のラーメンや春雨と比べここ30年間商品に大きな動きがないことも原因かと思いまして」
○なぜ、4年もかかったの?
梅田「開発に4年かかったと言われてますが、何に時間がかかりましたか?」
山田「まず、屋台で食べるあの焼きそばの味をどうにかしてカップ焼きそばで再現できないかと悩むところから始まりました。結論として、もうこれは本当に焼くしかないだろう、と。で、実際にどういう方法を使って焼くのか、そこにすごく時間がかかりました。最初はオーブンなんかで焼いたりもしたんですけど真っ黒焦げにんなったり(笑)。結果、遠赤外線で焼くという方法を見つけました。もちろん、どういった方法で焼くのかは企業秘密ですが、いろいろと手間はかかっております」
○コワザが効いてます。
梅田「本当に麺を焼く以外のところで、実はこんなところもアイディアが生きている、というところはありますか? 小技と言いますか。」
山田「麺以外にも、かやく(キャベツ等)も焼いたんですよ。キャベツも従来の焼きそばに比べ香ばしくなっているはずです」 |