ゴールが見えた
巻いてある糸の残りが少なくなってきたころ、目標地点である700mのプレートが見えてきた。
プレートのところでちょうどぴったり糸がなくなれば、糸の長さが正確だということになる。
若干の緊張を伴いながら糸を伸ばしてゆくと、プレートの少し手前で糸が途切れた。
プレートまでとの距離はおよそ2m弱だろうか。
誤差は2%程度だったということになる。
なかなかいい線ではないだろうか。
手作業で100m測った糸が、誤差2%だったという結論が出た。
この事実だけで、充分満足だ。
それ以上何が必要だろう。 |