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ひらめきの月曜日
 
豚肉24時間

味付け

日本酒と砂糖を入れて1時間煮たあと、醤油を入れる。


ダシ汁と一緒にグラグラ煮ていきます
黒砂糖を使用
煮汁が減ってきたらお湯を追加
あとは、ひたすら待つのみ

 

やることがありません

味を付けてしまえば、あとはやることがない。肉が焦げつかないように煮汁の減り方を見守るのみである。

いちいち台所に立つのが面倒だったので今回は卓上コンロで煮ることにしたのだが、常に火を使っているせいで、部屋の中はすごい暑さだ。半袖・短パンという格好で、いい匂いに包まれながら、テレビを見たり本を読んだり。

と、7時間が経過した頃だろうか。急に部屋が涼しくなってきたなぁ、と思ったら、コンロのガスが切れていた。


念を入れてガスは6本買ってきましたが、なんとか24時間持ちそうです

長時間、豚だけを煮るのもつまらないと思い、途中から茹で卵を投入することにした。味付け卵ってのも、心躍る食べ物ですよねぇ。


出来上がりが楽しみです
煮汁の蒸発を少しでも防ぐために、途中からフタを使用

 

10時間経過

そろそろ10時間が経過しようとしていた。ネット通販でよく目にした、例の「10時間」である。

ここらで、ちょっと味見といこうじゃないか。肉は、どんな具合になっているだろうか。小さめの肉片を鍋から取り出し、食べてみることにした。


もう、ホロホロですわ

箸で突ついただけで肉が崩れた。ここまで柔らかい角煮を作ったのは始めてだ。ただ「長時間煮ることで味が濃くなってしまうのでは…」と心配して初めから薄味で作っていたせいか、角煮特有の「こっくり」した味があまりしない。ここで、ちょっと醤油を足した。

 

さらに5時間経過

猛烈な睡魔と戦いながら、計15時間が経過。万が一居眠りした時のために、目覚まし時計を2つセットしながらの角煮観察である。

だいたい2〜3時間ごとに鍋を覗き込み、煮汁の減り具合を確認したあと、目覚ましを3時間後にセットするのだ。これでうっかり眠ってしまったとしても、鍋の安全は確保されるというわけだ。

ここで、また味見をしてみよう。


脂身、とろっとろ
赤身の部分も簡単に崩れます

いやもう、完璧だ。ものすごくうまい。そして柔らかい。味もしっかり染み込んでいて、ものすごくジューシーだ。

15時間でコレということは、24時間後の角煮は、どんなことになってしまうのだろうか。あと9時間!


 

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