AM10:30
遅刻してきた女性スタッフが着替えのため4階の控え室に入った。そこで陽子さんがかなり苦しそうにうずくまっているのを見つける。声をかけると、陽子さんからセデスA錠を買って来て欲しいと頼まれ、女性スタッフは薬局へ走った。
セデスA錠を手に再び4階に上がると、さっきよりも更に苦しんでいる陽子さんの姿が見える。これは尋常じゃないと判断した女性スタッフが木村君に陽子さんの容態を報告。木村君はすぐに救急車を呼んだ。
AM11:10
救急車が来る前に陽子さんの様子を確かめるため4階に上がった木村君。うずくまる陽子さんに、「どうした!」と声をかけると、陽子さんから「赤ちゃんが産まれた」と答えが返ってきた。陽子さんの体にはバスタオルがかかっていたので、赤ちゃんの姿は確認出来なかった。痛さのあまり気が変になってしまったのだと思い、とにかく落ち着いて救急車を待つように告げる。
しかし、この時点で本当に赤ちゃんは産まれていたのだ。 |