ネパールあたりの山岳ガイドは頭の上に荷物を乗せてとても効率よく行動するのだという。頭の上に荷物を乗せると手で持つよりも楽なんだろうか。検証してみた。
(安藤 昌教)
まずは荷物を調達します
まずどうやって荷物となる重いものを得ようか考えた。砂とか鉄とかでもいいが、調達するのが難しそうなので今回は水を使う。しかし水もある程度の重さを得るにはかなりの量が必要だ。水道水だともったいないので海水を汲むことにした。海なら近い。
しかしこの日の海はなぜか荒れていた。
荷物代わりにするのは写真のでかいポリバケツ。ばしゃばしゃいう波に足をすくわれないよう気をつけながら海水を汲みに行った。
安全を第一に考えた結果、汲むことのできた水が意外と少なかったので心配したのだが、運んでみるとかなり重かった。持参してきた体重計に乗ると自分の体重を差し引いても20キロ以上ある。水は見た目よりも重い。ここでひとつ役に立つ情報を載せられてよかったと思う。
手の場合
ではまず手で持って運んでみよう。とはいっても、さっき海から上がってくるときにすでにかなり苦戦している。こいつそうとう重いぞ。
よ。
よ、よ、よ。
すごい重い。20キロでこれだ。聞くところによるとヒマラヤあたりで仕事をするには50キロとか、すごい人だと100キロくらい運んじゃうらしい。ということはこれの倍から5倍か、ぜんぜんだめだ。
でも彼らは頭で運ぶから重いものでもある程度楽に運べるんじゃないか。僕も頭に挑戦だ。