期待を裏切ることなく服が菊だ。きれいだとかファンシーだとか、一つの端的な言葉で表すことのできない趣がある。
それぞれでもらったパンフレットを見ても、菊人形の発祥などは書かれていない。個人的に少々調べてもわからなかった。そういうことにはこだわらなくていいのかもしれない。
しつこいようだが、服が菊。そういう人形が目の前にたくさん並んでいる状況というのを受け入れたい。
●それぞれの菊コーディネーション
この二つの菊人形イベント、テーマが2006年のNHK大河ドラマ『功名が辻』であるという点が共通している。どうやら大河ドラマは菊人形のモチーフとして定番であるらしい。
戦国武将・山内一豊と、その妻・千代を主人公としたこの物語。まずは一豊から見てみよう。 |