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フェティッシュの火曜日
 
ミルカツの限界に挑戦

縦横逆のミルカツ


しまった、キャベツがない!というわけでパセリ山盛りに。左は大きさ比較のためのケータイ。

くどいようだが、某専門店では、揚がったあとに「縦にして蒸らして」いるらしい。うまみが均一に伝わるとか。

でもこのカツの場合、縦ってどっちなのか。お店などのミルカツとは、幅と奥行きが逆になっているのである。1枚1枚の肉が「縦に」なっているのだ。ってどっちでもいいや。


厚さは3cm・・・ってこっちを計ってもあまり意味がないのだった。
「縦に」切ります。ってだんだん混乱してきた。

わらじみたいー。ぬべーっとしているー。

うーわー、なーんーだーこりゃー。と、感嘆の声もなんだか間延びしてしまうような、何がなんだかなカツができてしまった。運動神経鈍そうなカツである。

しかし、塊状とはいえ薄切り肉の集合体なので、火はムラなく通っているようだ。


パソコンの部品みたいだ。

ではさっそく、いただいてみます。

と、箸を縦に入れる。スルッとさくっと箸が通る。やわらかい!

でも当たり前なのだ。肉の重なりに対して水平に箸を入れれば、通りやすいに決まってる。


やわらかーい。

・・・。うまい。何これ普通にうまい。

手作りで見よう見まねで作ったので、そして何よりも枚数が多すぎるため、お店などのあの「重なったものに歯を入れる快感」がちょっと足らないのはしょうがないとして、でもちゃんと口の中ではらはらと散らばる感じがして、ミルカツとしての楽しみは味わえてる。

そして、縦だけでなく、横にも(つまり肉に対して垂直に・・・えーい説明が面倒だ)歯の通りがよく、やわらかく仕上がっている。あの肉屋さんのおかげだな。ありがとう。

かくして、1000枚には程遠く、私のミルカツの限界は今回「192枚」だったわけだが、お腹は満足のうちに終わるのだった。

ちなみに、「192枚カツ」ですと、ミルカツのように言うとするなら「サン・キャトル・ヴァン・ドゥーズ・カツ(cent quatre-vingt-deuze)」ですな確か。もうこれも何がなんだか。


 

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