大学クラッチバッグとは
今回僕が作ろうとしているバッグというのは、左の写真のようなものだ。
結構大きくていろいろ入るので、メインのかばんを使いながら、ぐしゃぐしゃになりやすいプリントやノートだけをこれに入れるという使い方や、財布やケータイ、筆記用具まで全部入れてしまう使い方など様々だ。
しかし、このバッグの最大の特徴は、片面にそれぞれの大学名が大きくプリントされていることである。
つまりこのバッグを使う人たちは自分が通う大学の名前を見せびらかしながら道を歩くことになるわけで、それを傍から見る僕は「お前、どれだけ学校が好きなんだよ」と思うのだ。
でも、大学名をぶら下げながら歩くほど愛校心を持っていないが、あのバッグをちょっと使ってみたい気持ちはある。何故なら大学生っぽさをアピールしてみたいからだ。
そういう「あのバッグを持ちたい」というテーゼと、「自分の大学を知られるのは恥ずかしい」というアンチテーゼを、アウフヘーベンさせて「知られても恥ずかしくない大学名が書かれたバッグを作る」というジンテーゼに至ったわけなのだ。
知られても恥ずかしくない大学とはもちろん「関東国際大学」のことである。 |