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ちしきの金曜日
 
勝手にのだめキャンペーン
娘を頼むとか言わないで下さいよ…の場所、実は佐賀県(のだめカンタービレのコミックス9巻参照)


皆さん、カンタービレってますか?(カンタービレ=歌うように)
僕は、ここ最近カンタービレってます。
この日もカンタービレのオーソリティである、のだめの故郷、福岡県大川に行って参りました。

のだめ、漫画「のだめカンタービレ」の主人公。
ドラマも絶好調な、のだめなので、のだめの故郷は福岡県の大川という町であることは、ご存知のことだと思います。

僕はのだめが大好きです。
好きな気持ちをこじらせて、大川でのだめキャンペーンをやりました。
勝手にですが。

(text by 上杉 天馬



コミックス9巻にも登場したベトベン、実は佐賀県

あまり浮かれていない大川

皆さんもご存知のとおり(?)、のだめの故郷は福岡県の大川です。
のだめのモデルになった方の故郷も同じく大川らしいです。
ドラマも好調、各メディアでの評価も上々、そんなのだめの主人公の故郷なんですから、きっとフィーバーしてるに違いありません。
観光客なんかも大挙して押し寄せて、町には指揮棒を持った男の子、ピアニカを持った女の子が溢れているに違いありません。

ところが、行ってビックリ、大川にのだめ色はまったくありませんでした。
一昨年、新撰組が大河ドラマになったとき、我が故郷の東京都日野市が新撰組モードに溢れ返ったのを目の当たりにした、僕には予想外のことです。

 

思い立ったらすぐに行動、良いことなら尚更の図

自分1人で浮かれてみる

大川が浮かれていないのは、きっとまだドラマに登場していないからだと思います。(12月10日現在)
チャンスです。
皆が浮かれる前に一足お先に浮かれておくチャンスです。
それのどこがチャンスなのかは厳密には説明できませんが、浮かれた者勝ちです。

今回は、大川の町でのだめキャンペーンと勝手に称して、勝手にそれっぽいことをやります。
ファミリーマートやタワーレコードなんかが、のだめキャンペーン・フェアなんかをやっているかと思いますが、本当は大川市にやって欲しい。
そんな願いも込めてです。

飼主にマナーを促す看板を→
ペットに尿・フンさせるのだめ、ってね

 

ダジャレですよ

ダジャレで行きますよ。
それも、「〜するのだめ」という禁止の文句の最後の部分に"のだめ"ってあるから、というくらいの解りにくさですよ。
でも、浮かれるというのは、こういうことですから。
しかも、やる気のなさが伝わる手書きの看板を臆面もなく出せるところが、相当浮かれている証拠です。

寒さとか、恥ずかしさとか、何やってるんだろう俺感で、浮かれ熱が冷める前に、町中の看板をのだめ化していきます。


「禁止します」という固い言い方ではなく、
「だめ」と優しく言った方が効果があることも…

あまりにも似ていないイラストといい、小学生が描いたモノっぽいです、が、こういったものは小学生から集めるのが王道です。
だから、適当に描かれた看板も、ワ・ザ・トです!

それでも、キャンペーンの意図をよく理解してもらえるように、のだめの部分を赤字にするくらいの工夫はします。
「〜するのだめ」と書くと、のだめがその悪いことをやっている意味にも取れるので、「の」と「だめ」の間に、なるべく目立たないような読点を打っておきました。

さぁ冷えきらないうちにどんどん行きます。


飲酒運転のポスター、撲滅!という強い言葉でもいいが
のだめが言うんなら…と思わせるのも効果的
未成年の喫煙を禁止するマークが小さすぎて目立たない
でかでかと、のだめ効果で未成年の喫煙も減少するはず

 

消防車とのだめのコラボ
字の汚さが情緒不安定さをよく表している

そろそろ限界か?

何がっていろいろと、です。
まず、ダジャレでゴリ押しということに、我ながらゲンナリします。
大した武器もないまま、長時間1人で浮かれるというのは、無理のあるはなしでした。
それに加えて、看板の適当さ。
いや、そりゃ自分が描いたものだけどさ、勢い重視でやっちゃったからさ、時間なんてかけてられなかったのさ。
よく、他のライターさんが、「こういった企画は深く考えてはいけない」といったような意味合いのことを書くことがあります。
あの気持ちは本当に湧いてきます。

さらに加えて、大川市民の方々の、何やってんだコイツ、みたいな視線。
僕は大川の町の発展をと思ってやっているのに、市民の方々の理解が得られていない模様。
これほど悲しいことはありません。

やはり個人の力には限界があったか。
もしくは、やっていること自体に無理があったか、です。

ただ一つ言えるのは、ブームの熱って恐いですね。

■大川市役所へご提案してみました

のだめキャンペーンのご提案to大川市長様

こんなに素晴らしいアイデア(?)ですから、自分ひとりの胸のうちにしまっておくのは勿体無いと思いますので、市役所へご提案致します。
ただ、前述のとおり、心はひどく傷ついてしまっているわけなのです。
誰かに会って、直接渡すなんてできない。
きっと罵倒されるに違いない。

幸いにも、この日は日曜日で、市役所はお休み。
ポストみたいな所に、提案書を突っ込んで帰って参りました。

そんなことも忘れて一週間、大川市役所職員の方からメールが来ました。
メールの内容を要約すると、著作権の関係・作者や出版社の許可の関係上、市が公式に展開するのは難しいのでは、ということでした。
浮かれた男のやったことです、それなのに、誠実な対応をありがとうございました。

実は、福岡県の大川は、「嫌われ松子の一生」の主人公、松子の出身地でもあるらしいのです。
今度、大川に行った際は、松子キャンペーンを勝手にやりたいです。


 

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