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ロマンの木曜日
 
ストリングラフィ〜糸電話を弾く〜
糸電話を弾く世にも珍しい楽器「ストリングラフィ」その音は?


「糸電話を弾く」というタイトルを見て「糸電話は“弾く”じゃなくて“引く”なのでは?」とお思いになった方もいらっしゃるかもしれない。しかし本当に“弾く”なのだ。

今日ご紹介するのは糸電話を弾く楽器「ストリングラフィ」。15年前に誕生したばかりのストリングラフィは、世界にまだ数えるほどしか演奏者のいない、とても珍しい楽器。果たしてどんな音がするのか?

今回、ストリングラフィの第一人者・水嶋一江さんを訪ね、その作り方や弾き方についてお話を伺ってきました。

(text by 岸川 祥子



というわけで、まずはストリングラフィの音を生で聴くため、月1で開かれているスタジオライブに潜入。その会場を見てまずびっくり!

なんとスタジオいっぱいに楽器の弦が!
しかも弦と弦の間に客席が!

なんとスタジオ全体が楽器になっていて、その間に客席が!楽器の演奏会にありがちな堅苦しい雰囲気は全くなく、お客さんも終始リラックス。ちなみに楽器の配置はこんな感じ↓

会場によって楽器の配置も変化

主にソプラノがメロディを奏で、アルトがメロディと伴奏、ベースが伴奏のみ。そんな基本的な楽器の仕組みもしっかりと教えてくれます。うーん、これは楽しそう。何より触れそうなくらい楽器が近い!

と、子供みたいに興奮しているうちに、あっという間にライブがスタート。さて、どんな音がするんでしょうか?まずはおなじみのこんな曲から。


※※ 画像をクリックすると動画がみれます。 ※※
バイオリンのようなビオラのような不思議な音
※※ 画像をクリックすると動画がみれます。 ※※
あまりに速い手の動きにびっくり!

バイオリンやビオラを思わせる弦楽器的な音と、体全体を使って弾く視覚的なパフォーマンスは、まさにストリング(弦楽器)+グラフィ(グラフィック)の名のとおり。

ちなみに左の動画でかすかにチクタク、ポコポコいってる音も、実はストリングラフィから発せられたもの。どうやら弦をこすると弦楽器のような音が出て、はじくとパーカッションのような音が出るみたいです。


※※ 画像をクリックすると動画がみれます。 ※※
途中で各パートの紹介も(これはアルト)

この他にも木を叩くような音がしたり、鳥の声のような音がしたり、風のような音がしたりと、とても奥深い楽器。

演奏の合間に「もともとストリングラフィは木と木の間に糸を張り、森全体を楽器にしたいという発想から生まれたもの」というお話がありましたが、まさに森の中で自然の音を聞いているような感覚でした。

さらにここからアレンジ曲やオリジナル曲の演奏が続き、こんな曲も登場。


※※ 画像をクリックすると動画がみれます。 ※※
ライブの日(12/22)はちょうどクリスマス目前
※※ 画像をクリックすると動画がみれます。 ※※
和風な曲にもマッチするストリングラフィの音色

クラッシックのしっとりとした演奏とは一転、今度は可愛らしい「ジングルベル」や、日本の伝統的な弦楽器「琴」を思わせる「さくら」。映像だとなかなか伝わらなくて恐縮ですが、本当に何とも言えず懐かしい、癒される音

弾いてる姿も、ある曲は楽しく、ある曲は厳かにと、まるでダンスを見ているよう。手の動きがとても可憐で、何となく女性のお客さんが多いのもわかる気がします。

それにしても絹糸と紙コップから音が出るだけでも驚きなのに、メロディまで奏でられ、しかもこれほどまでに多様な音が出るとは…。一体どんな仕組みになっているのか?どんな風にして音を出すのか?興味津々。


ストリングラフィ奏者の皆さん(左から二番目が水嶋さん)

そこで今回特別にお願いし、ストリングラフィの考案者・水嶋一江さんにお話をうかがってみることにしました。

 

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