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はっけんの水曜日
 
はんぺんを作ろう

(text by 大塚 幸代



↑目標

ああ、ちくわ、つみれ、はんぺん……。
大人になってから、「私、魚の練り物、好きかも?」と、気づいた。
小さい頃は、もちろん加工肉ラブだった。ハンバーグ、ハム、ソーセージ等々。
つみれのお吸い物は好きじゃなかった。チクワとキュウリの酢の物などは、ひとくち食べては、中をぐちゃぐちゃかき回して片端に寄せ、「ちょっとは食べましたよ!」ということをアピールして誤摩化していた。子供ってひどい。
仕事をしながら家事をやっていた母が、こまめに作ったおかずを祖末にしたことは、反省してる。
でも、どう考えても、あれは故・パパ基準、大人クオリティのメニューだった。
父はよく、母にリクエストして、テンプラ(魚の練り物を、油で揚げたもの)をゴハンに炊き込んでいた。これが一番辛かった。だってゴハンに入れられたら、逃げ道がナイ。
苦手なものを「苦手」だと言うと、「なぜこんな美味しいものを、美味しく感じないのか、うりゃー!」と怒られる。
叱られながら食べるゴハンは、どうしても不味い。
泣きながら下を向いて食べる。茶碗の中をながめると、茶色いごはんと、細かく刻んだテンプラの断面が見える。箸でゆっくりつつく。味が分からず、「なんか、しょっぱい…」とだけ思った。
だから長いこと、「魚の練り物ダメ」だったのだが、いいかげん大人になって、お酒を飲むようになって、「イカの沖漬け」「小アジの南蛮揚げ」「貝の刺身盛り合わせ」などおっさん的メニューをどんどん好きになって……。
今、「魚の練り物、再評価ブーム」が自分内で起こっている。
ちくわ、つみれ、はんぺん、てんぷら! うまいよ! 全部うまい!
あんなに苦手だったのにねえ。

そんなわけで今回、「はんぺんが自作出来る」という話を人にきいて、試しにやってみ・ま・し・た!

用意するのは、

白身の魚100グラムくらい(今回はタラにしましたが、別に何の魚でもいいらしいです、冷凍モノでもいいらしいです)

塩、砂糖、みりん、酒、山いも、卵(卵白のみ使用)。

まず魚の身をほぐして、

ミキサーもしくはフードプロセッサーに投入。


ゴゴゴゴゴゴゴゴ。

ミンチになったところで、

スプーン1杯のみりん、スプーン1杯の砂糖投入。

そこに、山いも投入して、またミキサーで……。

……完璧にすり潰す予定だったんですが、うわ、うまく潰せない。
いもは、前もってミキサーにかけるか、普通にすったほうがよさそうです。

なんとかいもをつぶし、卵白、酒1ぱい、塩少々を入れて、再びシェイク。



キラリと白く輝く、すり身の完成です。



これを、厚さ1ミリくらいに盛りつけ、

10分ほど茹でてから、バターで焼いてみました。



左が紀文のはんぺん、右が自作はんぺん。形は悪いけど……。



醤油かけて、食べてみたら……。

めちゃくちゃ美味い!!!!!!!!!!!!!

ゴハンが欲しくなり、ゴハン炊いてオカズにして食べてしまいましたよ。

■はんぺん、レコメン。

よく考えたら、市販のはんぺんは「つなぎ」がいっぱい入ってるけれど、自作のものは、ほぼ「白身魚のすり身」オンリーなので、不味いわけはないのです。
子供でも、「マックのフィレオフィッシュ好き!」な子供なら、がつがつ食べられる味だと思った。タルタルソースも合いそう。

「無理じいされずに、こうやってメイキングを見せられて、自分で作って食べたら、ひょっとしたら練り物、好きだったのかもなあ」
と、ビール飲みながら考えたのですが、
「でも、子供のときの舌の感覚とか、子供のときの気持ちとか、完璧には思い出せないから、やっぱ、わかんないや」
と思い直したり、しました。

でも作るのは楽しいよ。ひとりでもカップルでも、親子でも、はんぺん自作、レコメンです。


 
 
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