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はっけんの水曜日
 
眠れるツクール作品を探せ


 ツクールシリーズとは、元々は株式会社アスキー、現在はエンターブレインに移行して発売されている、ゲームや音楽の製作支援ソフトだ。ロールプレイングゲームやサウンドノベル、そこで使われるような音楽などを自分で作って遊ぶのである。これがあれば、「キミも今日からクリエイター!」なわけだ。

 現在でもWindowsやPS2など様々なバージョンが発売されているが、かつてスーパーファミコンでも発売されていた。そしてスーパーファミコンのソフトはカセットの中にデータが記憶されている.

 …ということは中古ゲームショップに行けばまだ見ぬ冒険が眠っているかもしれないということなのだ。

(text by 藤原 浩一

 思い立ったが吉日ということで、大学のテスト期間中だという個人的事情をなんのその、近所の店を数件回ってスーパーファミコンで発売されたツクールシリーズを手当たり次第買いまくってきた。


これは夢か

 買いすぎた。 

 以下がそのラインナップだ。

 

RPGツクール SUPER DANTE

 コンシューマー版として初めて発売されたRPGツクール。

 6本GET!

これがあれば
RPG作り放題

 

RPGツクール2

 コンシューマー版RPGツクールの2代目。素材や音楽など表現力がアップしている。

 4本GET!

これがあれば
もっとすごいRPGが作れます

 

音楽ツクール かなでーる

 譜面に音符を一個一個丁寧に置いていって曲を作るソフト。作ったデータはRPGツクール2で使える。

 3本GET!

これがあれば
音符置き放題

 

サウンドノベルツクール

 サウンドノベルを作ることができる。けどキーボードのないスーパーファミコンで入力するのはちょっと大変。

 1本GET!

これは箱がありませんでした。
サウンドノベルといえば館。

 計14本のソフトを見ていこうと思ったのだが、試しに1本ソフトをスーパーファミコン本体に差込んで電源を入れたら、このような画面が表示された。


がびーん

 自分で作ったデータじゃないからまだマシだが、あんまり見たくない画面だ。結果から先に言ってしまうと、残念なことにほぼ半数のソフトのデータが消えて無くなっていた。RPGだけに旅立ってしまっていたのである。消えてしまったデータの中にもしかしたらものすごい名作が入っていたかもしれないと思うともどかしい。

 だが必要以上に悔しがっても仕方が無い。ここは我慢して、ユーザーデータの残っているソフトの作品をレビューしていこうと思う。

 まずはじめは、かなでーるのデータからだ。

 

セナノピアノはなんでしょう。

無題

 「ラブ2ショウ」をはじめに聴いてすごいと思ったが、よく記憶と照らし合わせると、これはイエローモンキーの「LOVE LOVE SHOW」ではないか。「スパーク」「ジャム」も同様。このゲームが発売されたのが96年だと考えると、納得。イエモンに「ラビリンス」という曲があるのかと思いきや、これはサンプルのデータでした。


10年くらい前のデータでしょう。

無題

 「テンシノテーゼ」「アヤナミ レイ」「タマシイノルフラ」という新世紀なラインナップに驚愕。これも発売された時期を考えると妥当性があるような無いような。聴くとちゃんとした曲が入っている。それ故「その才能はここで使うものなのか?」という思いがするのも事実。


 続いてサウンドノベルツクールのデータ。1本しかないですが。


ヘイヘイ

無題

 画像は始まりの1コマ。母と子の会話であろうか。「であろうか」と推測の形で表現しているのは、この作品がここで終わってしまっているからである。

 ここで飽きてしまったのか、いや、飽きるのにしては早過ぎないか。4行。サウンドノベルではなくサウンドポエムか?

 

 そしてRPGの作品。かなりデータは飛んでしまっていた。


ザジ? モヨ?

がれきの塔

 主人公ザジが婚約者モヨと共に「せいけん」の力を借りて、魔王を倒すために旅立つ…。すごく良くできた作品だと思ったら、サンプル作品から主人公の名前を変えただけだったのにがっかり。1時間遊んで最後のボスを倒す前に気がついた。


おいのりはできないそうです

無題

 閑寂とした世界観の中にたたずむ女の子「ムーン」が歩いていると、海辺の町に教会が。そこで働いていたのは、見習いの神父とシスターのコスプレのバイトをしている女の子だった。他には「人のいない町」と「入れない城」しかないのに、唐突に生き生きしたキャラクターが出現するのはうれしい。


歩くことしか出来ません。

いぬマユでんせつ

 影のような外見の「にしまき」が世界狭しと歩きまわるだけの作品。普通のRPGと違って、スタート時から行けない場所は一切ない。ただし、町も城も一切ない。タイトルの意味も明らかにはされない。世界をただ一人歩き続ける真っ黒な影には雪原が良く似合う。


You'll find me.

THE REVENGE2

 1が無いのにいきなり2。しかもリベンジ。やられたらやり返せの精神だ。一番の見所はオープニング。ファイナルファンタジー8のオープニングの和訳(しかも直訳)を持ってくるとは、やる気があるのやらないのやら。これでリベンジは達成されたのだろうか。

みんな飽きっぽい

 かなり投げやりなレビューになってしまった。どれもこれもはじまってから3分以内に終わってしまうものばかりなのだ。いや、3分も行かないかもしれない。

 とりあえず買ってみたものの、面倒になって売ってしまった人ばっかりなのだろうか。みんなクリエイティブな仕事に憧れながら、結構飽きっぽいんだな思いました。僕と一緒です。

友達から借りてきたスーファミ。年季入ってる。


 
 
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