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ちしきの金曜日
 
日生のカキお好み焼きを食べてきた

カキオコ一軒目、浜屋

日生駅を出て右を向き、道なりにしばらく歩いていくと、表通りから路地へと別れるY字路がある。カキオコマップによると、ここで路地へ入ったところに、我々が目指す浜屋がある。


ここを右に入ります。サラダ館ってどこにでもあるなあ。

この浜屋というお好み焼き屋さんは、カキオコ研究会会長の江端さんからいただいたメールで、このように紹介されていた。


おねえさんが自分でカキをむくので新鮮なカキがたくさん入る。カキの入れ方は一つかみ単位で、お好み焼きの大きさも特大。とにかく豪快な「カキオコ」が売り。

カキの単位が一つかみ。かっこいい。その豪快なカキオコとやらが食べたくて、僕は日生まできたのだ。
※日生では、大人の女性は何歳でも「おねえさん」と呼ばないといけないそうです。

 

浜屋に到着

普通に観光で来ていたら絶対に入らないような路地を少し進んだところで、カキオコを示すピンクのノボリが見えてきた。


カキオコは、ピンクのノボリが目印です。 映画のセットみたいなお好み焼き屋。店の前に止まっている自転車が電動アシスト付きなのが現代風。

「浜屋」という屋号よりも際立つ「みっちゃん」の文字。 さあ、憧れのカキオコを食べよう。

 

目の前に広がる昭和

入店して、店内の人口密度に驚いた。広角レンズというものを持ち合わせていなかったので、この写真だと全体が写っていないためよくわからないかと思うが、鉄板をぐるりとお客さんが取り囲み、その外側をさらに待っているお客さんが取り囲むという二重構造。

浜屋に着いたのが、ちょうど昼時だったこともあり、平日だというのにすごい混雑ぶりだ。


ニコニコと鉄板を囲む人達。 その外側には無表情で待っている人達。

なんなのだろう、この室内に流れる昭和っぽい雰囲気は。しかも、三十路の私が知っている昭和よりも、さらにもう少し昔の昭和の空気が漂っている気がする。昨日いった平田食事センターともまた違う昭和だ。

とりあえず空いている外側の席に腰掛けてメニューを眺める。いろいろと魅力的なメニューがたくさんあるが、私が注文はもちろんカキオコだ。入り口横に「まよわずカキオコと注文して下さい」と書いてあるので、迷ってなんかいられない。


メニューはいろいろあるけれど、 まよわずカキオコと注文して下さい。

 

もの凄いお腹が減ってきた

椅子に座ってちょっと首を伸ばし、前で食べているお客さんの頭越しに、次々と焼かれていくお好み焼きを覗き込む。うまそう。室内はソースの焦げるいい匂いでいっぱい。お腹がグーグーなる。

日生のお好み焼きは、広島風とも大阪風とも違って、まず生地とキャベツを混ぜたものを鉄板に広げ、そこに具材を乗せていき、上から生地をかけて、さらにそれを二回ひっくり返すのが流儀らしい。上から押しつぶさずに、フカフカに焼き上げる。

カキオコに使うカキはもちろんたっぷり。みっちゃんがむんずと掴んだプリプリのカキが、生地の上にデーンと盛られる。このカキが見るからに新鮮なのだ。


むんずと掴んだカキを盛る。 うまそうなカキがたっぷり。

具の上から生地をかけて、 ひっくり返すのが日生風お好み焼き。

前の席が空いたので、早速鉄板前に席を移る。鉄板の外側スペースは小皿一枚ぎりぎりおける位の狭さで、鉄板がとても近い。その鉄板の上で焼かれているあのカキオコが自分のものだと思うと、もう胃液が溢れてきてしょうがない。

 

憧れのカキオコを食べる

しばらくして、焼き上がったカキオコが目の前にやってきた。でかい。そして、どう見てもうまそうだ。

ちなみにこれだけのカキが入っているにもかかわらず、お値段はたったの800円と大変リーズナブル。交通費とかは置いておいて。


でかいんですよ。うまそうなんですよ。

目の前のカキオコをニヤニヤしていたら、みっちゃんから、「マヨネーズと一味をかけてね!」とのアドバイスが。

お好み焼きにマヨネーズはよく聞く話だが、一味というのは初めて聞いた。いわれるがままにたっぷりかけてみるとする。


このちょっと焦げたカキがうまそう! 一味をかけるのが日生風らしい。

二つに切ったら、断面からカキが転がって出てきた。

 

カキオコ、やはりうまい

カキのあるところを箸で大きくつまんでガブッといく。

あ、日生に来てよかった。

まず、もちろんカキがうまい。すごいプリプリしていてジューシー。そしてキャベツのみのシンプルな生地に、ネギ、天かす、鰹節、紅ショウガ、青海苔のアクセントが効いて、そこにたっぷりとかかった甘めのソースが絡みついてくる。まずい訳がない。

勧められたマヨネーズと一味については、マヨとキャベツの相性の良さはいわずもがな。そしてこの甘いソースに一味をピリッと効かすことで、この大きなお好み焼きを飽きることなく最後まで食べることができる。ウナギに山椒をかけるように、このお好み焼きに一味はアリだ。


あふぃい。 メガネが微妙にずれるほどのうまさだ。

玉置 うまいっすね、これ。
工藤 すごいね、これ東京で食べたら2,000円はするよ。
玉置 カキがプリプリ。もうノロとか気にしている場合じゃないですよ。最初から気にしていないけど。
工藤 うん、これは食べないと人生損だね。家の近所にこの店があったら通っちゃうなあ。
玉置 僕、引っ越そうかなあ。日生に。いや、もうちょっと考えます。

 

ありがとう、みっちゃん

みっちゃんの話によると、この店は16年くらい前にオープンした店で、2,3年前から山陽テレビなどでカキオコが取り上げられるようになり、関西などから観光客が来るようになったとの事。今日も大阪や奈良などから来たお客さんでいっぱいだ。


「浜屋」という屋号よりも「みっちゃんの店」って書いてだって。ピース。

鉄板に置いたまま食べるため、最後まで冷めることのないカキオコを平らげた。カキオコ、本当に期待以上の美味しさだった。

さあ、次の目的地は、「きまぐれ」だ。

 

浜屋
電話番号:0869-72-2580
営業時間:11時〜18時
定休日:なし(但し、火曜は15時以降休み)
オススメ度:

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