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フェティッシュの火曜日
 
マンガのようなバッティングをしたい


運動神経の鈍かった私は、スポーツ全般に対して門外漢だ。

が、あこがれているスポーツや、やってみたいアクションなら山ほどある。ふつうに例を出せば、それは「バッティング」だ。バットの芯でボールを捕らえ、遠くに放つ。気持ちよさそうではないか。

が、運動オンチな自分がせいぜいできることは、「やってるように見える写真を撮る」という文化系チックなアプローチ。そこで考えたのが、「すごいバッティングをしているように見えるバットとボール」作りです。ほら、マンガによく出てくる、あれ。

乙幡 啓子

その「あれ」

バットがボールを捕らえた瞬間、バットはぐいっと しなって、ボールはぐにゃっとバットに食い込む。おなじみの絵だが、うちにあるマンガをひっくり返してもなかなかこれだ!という絵が見つからない。

ちょっと私のイメージする迫力には欠けるが、この2つの絵でだいたいの理解をお願いします。


ボールはこんな感じで。
バットはこんな感じになりますよね。

マンガでなくとも、高速度撮影かなんかで撮れば本当にボールはぐにゃっと曲がっているのだろうが、ここはマンガでのイメージを優先する。マンガって、いいよね。

で、そういった造形となると、やりやすいのはこれだ。硬質ウレタン。

カッターナイフで簡単に削れ、しかも軽い。しかしちょっと、お高いのが難だ。


2つで2千円した。

 

ウレタンバット職人になれる

さてこれに、彫刻さながらに下絵を描いて、カッターで削っていく。


ぐにゃ、ってどんな形なんだ?
しなったバットなんて見たことないぞ。
すごく彫り感(そんな言葉あるのか)が気持ちいい。
荒削りの段階。

本当にバット職人になった気分だ。

これを使う選手の顔を想像してみたり、少しでもその選手の記録に貢献できるよう寝食を忘れたりしながら、6時間ほどかかって彫り上げた。


こんなのだけどな。
あとは紙ヤスリで表面を滑らかにし、納品レベルにまで持っていく。

形ができたら、色を塗ってラッカー塗って完成である。さあ、かまえて持ってみよう。


バットの色、適当の図。

 

 
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