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ロマンの木曜日
 
宝塚風メイクを習う

宝塚風メイク〜ポイントメイク編


さて、ここからは目や口などのポイントメイクに挑戦。まずはアイライナーから。極太でくっきり書くため、ペンシルではなく、リキッドのものを使います。

上は二重の幅くらい極太に
下は目頭の部分を残し、まあるく

宝塚風のメイクではアイライナーは丸く縦長に。少女漫画の目を目指す感じで書くのが良いそう。切れ長の目の人は、右の写真のように少しはみだし気味に描いて目を丸く見せていきます。

基本的に宝塚風メイクは、元の自分の顔は無視して、娘役なら目は丸く、男役なら目はきりっと、役に合わせて顔を描いていくそう。そうすることで自分の素の部分が隠れ、役に入り込みやすくなる効果もあるんだとか。

さて、続いてはまぶたに入れるダブルライン。このダブルラインには目を大きく見せる効果が。


ピンクのペンシルとピンクのパウダーを使用
目のくぼみに沿って線を書き、上からパウダーを重ねます

こんなピンクのライン、宝塚にあったかなと思い、後から宝塚サイトの舞台写真を見てみたら、確かにありました!目の上にはっきりと!

うーん、言われるまで全く気づきませんでした。皆さんも確かめる機会があれば是非。面白いです。


お好みでブルーのパウダーを

さて、ラインを入れ終わったら、後はお好みで目元にブルーのパウダーを。

昔の宝塚のポスターでは目の上にかなりしっかりブルーが入っていた気がしましたが、最近はあまり入れないそう。ポスターのメイクも舞台よりかなり薄めにしているんだとか。


出ました!宝塚風メイクといえばこれ!つけまつげ!

そして、いよいよ待望のつけまつげが登場!どうやってくっつけるんだろうとワクワクしながら見ていると、なんとつけまつげににゅるにゅるとボンドを!

まつげの根元に専用のボンドを塗って…
目の上にペタリ

まつげは自分のまつげの向きを無視し、上にぱっちり向くように貼り付けます。貼る位置は先ほど描いたアイラインの一番上の部分。するとこんなぱっちりおめめに!

ドーン!左目と右目でビフォア&アフター!

…出していいんでしょうか。こんな恐ろしい画像。

ちなみにボンドが思いっきりはみ出てますが、ゆりちゃん曰く「乾けば透明になるから問題ない」とのこと。下のまつげはアイラインに重ねるようにして貼り付けます。

ここまで来れば後は眉と口紅だけ。眉は黒とこげ茶、茶色のペンシルを使います。


黒で一本、基本となる眉の形を書き…
あとは焦げ茶と茶色で太くしていきます

ここでも元の眉の形は完全無視!若い女性の場合は眉は柔らかい直線、色っぽい大人の女性の場合は細いアーチ型、男性の場合はキリッと直線に描くんだそう。

ちなみに唇の描き方は人それぞれだそうですが、今回は赤いドーランを塗った上にグロスを重ねました。かなり濃い色。


今回は赤いドーランを口紅として使用
あとはグロスを塗って完成

後はピンクのパウダーでチークを入れて完成!さて、仕上がりの方は?

メイク前の写真

こちらがメイク後。完全に別人です。(マウスオーバーで舞台照明を当てた状態の写真に)

通常、メイクのビフォア・アフターってあまり差が出なくてがっかりするものですが、これだけ違うとかなり爽快。

そのまま見るとかなり違和感のある写真ですが、フォトショップで明度とコントラストをあげて、照明を当てた感じにした方は一応宝塚っぽい仕上がりに。(*マウスオーバーで見ることが出来ます)

ちなみにこのメイクが完成するまでに1時間半かかりました。疲れた…。

普通のメイクと違うことだらけ

使う道具も手順も通常のメイクと全く違った宝塚風メイク。それだけに初めて化粧をした時のような新鮮な驚きが沢山ありました。また、地の顔を無視して、顔にお絵かき・工作をするような楽しさも。

ちなみにこのメイクをした後、普通のメイクをするとどこか物足りなく感じて、ついついメイクが濃くなるそう。気をつけなくては…。

●取材協力
劇団クラーナ・ジュネス
4月に公演があるそうです。宝塚風のメイクを生で見たいという方は是非
 
お母さんのメイク道具をいたずらする子供のような楽しさ

 
 
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