急降下の速度に野生を見た

先に「鷹匠だけに実際捕まえさせたりする競技はないのかなぁ」と書いたけれど、二つ目の競技「ハイパー・スカイ・トライアルズ」がまさにイメージしていた競技。

まずハヤブサを放って高度に位置させるのは先のルアーパスコンテスト同様だけども、今回狙うのは鷹匠のルアーではなく、本物のハト。ある程度の高度、高いものでは数百メートルの位置まで来たところでハトが放たれ、そこに向けて急降下ダイブ！そのスピードは、最初のヨタヨタしながら飛んでいたハヤブサとは別モノの格好良さ！

その格好良さ‥を伝えたいんですが、静止画だと先の競技とあまり変わらない写真になっちゃうのと、つたない文章では限界があるので、動画でお送りします。動画スタート時点では高々度にハヤブサは既に待機中。そして動画スタートと同時にハトが放たれます。そして６秒くらいで右からすごい勢いで突っ込んでくるものが！

超高速で追いかけるものの、残念ながらハトには届かず‥。ハヤブサは基本的には一撃離脱型というか、自力で飛ぶのは苦手なタイプ。最初の一撃をかわされると結構シンドイようで。なかなか鷹狩りのイメージほど格好良くはいかないみたいです。

また、午後から行われたのはオオタカ・ハリスホークのタイムトライアル。４カ所の止まり木を鷹匠と一緒に回る二人三脚的競技。これもまたなかなか飛んでくれなかったり、結局腕に捕まったままだったり。こちらも動画と一緒にどうぞ。

最初は「国内最大の猛禽類イベント」！っていうんで、本格的な競技会かと思ってたんですが、いざ見てみると思ったよりアットホーム。実況もあるし、初心者でもただ見てるだけで楽しいイベントでした。

何より、鳥と鷹匠の関係が見てるとほほえましい。その精悍な顔つきもあって、街中で見る犬や猫みたいに過剰に甘やかされてる感じじゃないのがいい。それでいて鷹匠に忠実に従う感じとか、飼ってくとかなり愛着が沸きそう‥見てるうちに自分でも飼いたくなっちゃいました。ま、最初に広い空を舞う姿を見ちゃっただけに、街中で飼うのは可愛そうな気がするけども。