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ロマンの木曜日
 
携帯なしで1日過ごす
携帯なしで一日過ごしてみることにします


もはや生活の一部となった携帯。10年前ならいざ知らず、今となっては携帯のない生活はなかなか考えにくい。 では、もし携帯が突然無くなったら一体どれほど不便なのか?そしてどんな不都合が起きるのか?丸一日携帯の電源を切り、試してみることにした。

なお、携帯をなくすなどして、既に一日携帯なしで過ごしたことがあるという方も「あるあるネタ」としてさっくりお読みいただければ幸いです。

(text by 岸川 祥子



AM0:00 携帯の電源を切る

というわけで何気なく始めた携帯切り実験。スタートはファミレスから。原稿を書いている最中、0時になったので、電源をオフに。ここから携帯のない1日が始まります。


携帯の電源を切ります。ここから24時間切りっぱなしに。

普段、舞台や映画を見るとき以外、電源を切ることがないので、切った瞬間からすぐに落ち着かない気持ちに。これが俗に言う「携帯依存症」というヤツでしょうか。

ただし、ソワソワする気持ちとは裏腹に、携帯でゲームをしたり、ニュースを見たりしない分、仕事の進み具合は順調。どうやら悪いことばかりではないようです。

 

AM2:00 飲み会に合流する

携帯がないおかげで、仕事が思いがけず早く終わったので、誘われていた飲み会に合流することに。

しかしパソコンの時計を見ると2時00分と微妙な時間。普段なら「飲み会まだやってる?」と確認を入れるところですが、今日は携帯はNG。イチかバチかお店に直接向かいます。

もし飲み会が終わってたり、二軒目に移動してたらアウトです。携帯がないだけでこんなに合流が難しくなろうとは…。

 

AM2:20 壊れた傘の写真を撮る

さらに、店に向かう道すがら、こんなものを発見。


強風で壊れた傘
そしてまた傘!
あっちにも傘!
こっちにも傘!

この日の東京は30m以上の強風で、折れたビニール傘が道の至る所に散乱してました。わずか50mの間に30本!

この日、たまたま記事用にカメラを持っていたので、写真を撮ることが出来ましたが、これも普段であれば携帯がなければ撮れていない風景。つまり携帯がなければシャッターチャンスも逃しがち

 

AM3:30 飲みの席で一人になる

結局、飲み会は友人がたまたま場所を変えずにいてくれたおかげで無事合流することが出来ました。最初はにぎやかだった飲み会も途中から人数が減り、いつの間にか二人に。さらに友達がトイレに行くため、中座。


友人がトイレに行ってる間の手持ちぶさた感に途惑う

一人でぽつんと席に取り残された途端、またも言いようのない「手持ちぶさた感」が!本やiPodを出すには短すぎるし、ぼーっとするには長すぎるトイレ待ちの時間。携帯がない時代、一体どうやって過ごしていたのか。今となっては全く思い出せません。

酔っていれば多少気も紛れるのかもしれませんが、下戸のため全くのシラフ。携帯をいじりたい衝動を抑えつつ、じっと友達が帰ってくるのを待ちます。

 

AM4:30 帰宅

結局、家に帰ったのは4時半。携帯で時間が見れなかったため、つい帰るのが遅くなってしまいました。友達に言われなかったら日が昇るまでウーロン茶を飲み続けていたかもしれません。


メールが来てないか気になります
慣れない目覚ましに悪戦苦闘

 

AM5:20 就寝

携帯を切ってから5時間以上が経過。この時間帯に電話やメールが来ることはほとんどないはずのに、チェックしたくてたまりません。ぐっとこらえて眠りにつきます。

が、ここまでまた厄介な出来事が!そう。アラームです。普段携帯のアラームを目覚まし代わりにしているため、普通の目覚ましのセットの仕方が全くわかりません。

眠いのに、寝たいのに、アラームのボタンをぐーっと長押し。面倒くさい!改めて携帯のアラーム機能の便利さを思い知らされました。


 

 
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