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ロマンの木曜日
 
都電のレール跡をさがす
レールはどこだ

東京で、巣鴨から上野まで電車で行くとしたらどうするか。

父に学生時代の話を訊いていて、逆にそう訊かれた。巣鴨から上野までなら、当然に山手線を使うだろう。でも、父の答えはちがった。都電で通っていたのだという。

かつては東京中を都電が走っていた。そういうことは知識としては知っているけれど、なんだか遠い昔話のようで実感がない。

たしかに都電が通っていたという証拠を、いまの東京でなんとか見つけられないか。そう思っていたところ、当時のレールが今でも地面に埋まっている場合があるという話を聞いた。

(text by 三土たつお


 

当時の都電の架線柱というものらしい。

都電の遺産はのこっている

しらべてみると、当時の都電の遺産はいまでも本当にわずかに残っているらしい。

たとえば新橋駅前のこの電信柱は、当時の都電の電線を支えるためのものが残っているのだという。ただ、ぼく自身が当時を知らないこともあり、「この柱が・・」といった感慨はあまり湧いてこない。


また、いまの都バスの路線は当時の都電をひきついだものも多いらしい。

たとえば昭和42年ごろに渋谷から新橋までを通っていた都電の6番という系統は、いまでもまったく同じ経路で都バスの「都06」という系統に引き継がれているようだ。


昭和7年の東京地図に書かれた都電路線図より。現在の都バス「都06」の路線図と、停留所の名前を含めほぼ一致する。

 

金属探知機でレールをさがそう

ただ、もうちょっとズバリな都電の遺産がないものか。東京の道路をかつて電車が走っていたという実感が欲しい。そう思って調べていたところ、かつての都電のレールが今でも地面の下に埋まっていることがあるらしいという話を聞いた。

都電廃止の際にレールを撤去せず、上から直接アスファルトを敷いたためだという。すり減ると、レールの形のくぼみが地面に表れることもあるとのこと。

本当にそんなことがあるのか。それを確かめるため、金属探知機を借りてじっさいに道路を調べてみることにした。レールは鉄のかたまりなのだから、地面の下にあれば反応があるはずだ。


トレジャーハント用の金属探知機。



果たして見つかるんだろうか。いや、ひょっとしてざくざく見つかったらどうしよう。

道路工事の際に掘り返された都電のレールは、工事をした企業の財産にしちゃう例もあるらしい。もし見つかったらニフティの編集部に一本寄贈することにしよう。

 

 

 
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