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ロマンの木曜日
 
レザークラフト入門

糸を準備する

麻でできた糸を使い皮を縫い合わせてゆくのだが、糸のけば立ちを押さえて強くするために、あらかじめ糸にロウを塗り込むという作業が必要だ。


本当は革と同じ色の糸を使うと、縫い目が揃わなくても粗が目立たない

糸にロウをぬる。この作業がいちばん楽しい

 

針に糸を通す

あらかじめ適当な長さに切った糸の両端に針をつけて、二本の針で革を縫い合わせる。
このとき、糸が短いと途中で糸を足さなければいけなくなり、縫い目が乱れてしまうので長めに切っておく。
しかしあんまり長いと、縫うのが面倒くさくなるので、そのへんはいい案配にやらなければならない。


糸の両端に針を通して、ぐいぐいと交互に縫う

 

縫う

いよいよ革を縫ってゆく。
今回のブックカバーでは、革が二枚重なっているのは表紙をはめ込む部分だけだが、革のはしっこにステッチが入るとそれっぽく見えるので、全周を縫う。
縫い方に関してはいくつか方法があるのだが、詳細に関してはグーグル等で調べるといろいろ出てくるので、それを参考にするとよい。


縫う

縫う

 

富士そばのほうれん草

富士そばで、ほうれん草のおひたしが復活したが、そばに入っているのはわかめのままだ。
普通の「かけそば」にもほうれん草がのっている富士そばが大好きだったのだが、ほうれん草の残留農薬の問題がマスコミで取り上げられたころにわかめに切り替えられ、もう何年もわかめのままだ。
僕はわりと我慢強いほうなので、農薬とかすこしくらいなら大丈夫だから、かけそばのほうれん草が早く復活して欲しい。

内田洋行が、内山田洋のアナグラムのようでそうではなくて残念だ。
なので調べたら、山田洋行という会社もある。
これも内山田洋のアナグラムではない。
もし仮に、内田洋行と山田洋行が合併したとしても、内山田洋のアナグラムにはならない。
帯に短したすきに長しとはこの事だ。

いきなり何を、と思われるだろうが、というようなことを縫っている最中に考えていた。
単純作業を続けるというのはそういうものだ。
皮を縫うのが大変だったとか、何時間も掛かりましたとか書くとそれまでだが、実際にはこういう風に時間を費やして、作業をしているのだ。


縫う

縫う(テレビ見ながら)

 

できた

原稿の締め切りもあるので急いで作業したため、縫い目が乱れてしまって残念だが、とりあえず完成した。
売っているブックカバーの方がきれいで立派だが、やはり手作りの品が完成するとうれしい。
このように、革細工は簡単なので、他のものにもいろいろと応用できる。
特に、市販がされていないようなカバーやケースが欲しい場合には、革で手作りできるととても便利だ。
次のページでその例を紹介しよう。


縫い目が乱れたが完成

サイズはちょうどぴったりだ

 

 
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