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ひらめきの月曜日
 
〜「チェリモヤ」さんごめんなさい企画〜 珍しいフルーツを食べる、再び

まさかの2度目の登場。こちらがチェリモヤ。おや、前回の記事より500円高くなってるぞ!


いきなりよく分からないタイトルですまん。

さて、すでに3ヶ月も前のことになってしまって恐縮なのだが、珍しいフルーツを食べるという記事の中で、チェリモヤなる珍しい果実を「苦い」とさんざんに書いてしまった。

しかし、これはそもそも、食べごろではないフルーツをよく分からずにそのまま食べてしまったがゆえ苦くなったというもの。

「チェリモヤは本当はおいしいはずです! それを食べごろでもないものを食べちゃう上に、苦いなんて書くなんてひどい!自由すぎる!」

と普段は温厚な編集部の古賀さんにもさんざん言われてしまい、プロのライターとは思えない顛末にこちらもへこんでしまったので、リベンジを賭け熟れごろのチェリモヤを再び食べることにした。

チェリモヤを扱う果物屋の皆さん、チェリモヤ好きの皆さん、
日本チェリモヤ協会の皆さん(そんな協会ない)ごめんなさい。
無力ではありますが、反省してしっかり味の報告をさせていただきます!

(text by 梅田カズヒコ



日が当たりやすい窓際で追熟させる

我が家で最も暖かいクーラーの通風孔の真下へ置いてみる。

4日経過。うーむ、すごく黒くなってきたんだけどこれで良いのだろうか?

5日。うーむ。これは熟しすぎている気がしてきた。どうもいいタイミングが分からない。食べる寸前に冷蔵庫に入れると良いらしい。

チェリモヤは追熟が必要なんです

チェリモヤは購入してすぐに食べられるというわけではないようだ。どうも、『追熟』と言って何日間か置かなければならないようである。

生まれてからずっとコンビニ育ちの僕にとっては追熟しなくては食べられない食べ物があるということを知らずに買ってすぐに食べてしまったが、今回はじっくり追熟させてみようと思う。

そて、追熟を待つ間に、チェリモヤさんへの反省をこめて、僕なりに調べたチェリモヤのあれこれを話したいと思います。

 

・チェリモヤは世界三大美果のひとつだ

世界三大美果とは、マンゴー、マンゴスチン、チェリモヤの3つらしい。なんと、チェリモヤは世界が認める3大フルーツなのだ。それをまずいというやつなんて居たら僕が怒ってやる。(居ないと思うけど)

・チェリモヤには5つの品種があるそうだ。

スムース/フィンガープリント/アンボネート/ツゥバキュレート/マミレートの5種類のチェリモヤがあるらしい。見分け方や特長などはこのページなんかが参考になりそうです。

・別名『森のアイスクリーム』

味のほうはというと、これはさまざまな比喩があって、その濃厚な味わいから『森のアイスクリーム』と呼ばれたり、舌触りがカスタードのような味わいであるから『カスタードアップル』という別名があったりするそうです。また、高級フルーツ店の人は『ヨーグルトのような味わい』と言っておられました。

凍らせると本当にアイスクリームのような味がするようです。お恥ずかしい話、僕の家には冷凍庫がないので凍らすことができませんが、もし凍らせることが出来る人は試してみてください。

それにしてもなんだかいろんな形容がされていてよく分からない。カスタード? ヨーグルト? どうやらミルク系の味わいなのだろうか? 追熟しながらすごく期待が膨らんできた。

・チェリモヤはおいしいだけじゃなく栄養価も高いぞ

たんぱく質やカルシウム、ナイアシンを多く含み、現代人が不足しがちな栄養が入っている。なんて素敵な果実なんだろう。そんな素敵なチェリモヤのことを悪くいうやつが居たらぶん殴ってやるよ


そんな素敵なチェリモヤを食べた3ヶ月前の僕のリアクション。これはひどい。

と、チェリモヤに関しての調査結果を報告しつつ左側の写真はどんどん追熟が進んでいる。店員さんいわく、『外から触って、人間の手のひらぐらいに柔らかくなったら食べごろですよ』といわれたのだが、5日経っても手のひらにしてはちょっと固いかな、といったところだ。以前は熟す前に食べてしまったので、恐怖心からかなかなか食べる気になれない。そんな風にしていたらどんどん黒くなってしまった。大丈夫なのだろうか? これ以上熟させてもいいことがなさそうだ。

 

おそるおそる食べてみる…

冷蔵庫で冷やし終わったものを取り出してみる。なんだかすごく黒い大丈夫なのだろか? 冷蔵庫から取り出し、匂いをかいでみると、甘い匂いがした。


うん、匂いはいい感じだな。(人間は困ると嗅覚を駆使する)

ちょっと熟しすぎたのかもしれない。ところどころ茶色っぽくなっているぞ。

柔らかくなっているのでスプーンでかんたんにすくえる。果肉はこんな感じ。

チェリモヤとの運命の出会い

おそるおそる口の中へ入れてみる。

うまい! なんだこれは! 

アイスクリームだとも、ヨーグルトだとも言われているらしいが、確かにどちらの比喩もよく当てはまる。香りは甘酸っぱいスウィーティーのようないいかおり。食感は熟したマンゴーに近い。そして味のほうはというと、これが食べたことがない味でたとえようがないのだが、ココナッツミルクのような雰囲気もあり、でもしつこさがまったくなく、上品な味わいだ。ヨーグルトと言えばヨーグルトのような雰囲気もあるが、酸味はなく、アイスクリームのヨーグルト味のような味に近いのかもしれない。

僕みたいなB級ライターでは書きあらわせられないような、素敵な味わいでした。これはうまい。そりゃ1個2100円しても売れるわ。


食べていくとこんな感じ。

ごちそうさまでした

チェリモヤさん、以前は本当に失礼しました。見直しました。
すんごく美味です。

今回はもう本当に前回の記事の僕を恥じたい気分でいっぱいで、我ながら浅はかだったな、と思っております。

これを機会に、チェリモヤを3ヶ月に1回ぐらいは食べよう、と誓ったので、日本チェリモヤ協会の皆さん、なにとぞよろしくお願いします。(そんな協会はない)

食べたことがない人はだまされたと思って、ちょっと高いですが買ってみてください。きっと損はしません。

それで、どうやら僕が食べたチェリモヤはやはり熟しすぎのようです。本当はもっと白っぽい果肉が出てくるようです。懸命な皆さまは、バカな僕を参考になさらず、少し黒くなってきたところで食べてみてください。よろしくお願いします。


 
 
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