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チャレンジの日曜日
 
赤ちゃんを「Z」と命名
驚愕の内容が……


デイリーポータル編集部に、やや難解なメールが送られてきたことがある。
タイトルは「Zくんを産んじゃいます!」
かなり熱狂的なファンの方からのようだ。

ありがたく拝読したところ、お腹の赤ちゃんはZくんの生まれ変わりだという。

……、……。

あまり刺激してはいけないと差し障りのないようお礼のメールを送信し、あれから数年が過ぎた。

(text by 土屋 遊



「ここは心臓なんですけどねえ……」(担当医師談)
生後1日後

信じるしかない証

編集会議でも話題にのぼった日からさかのぼること3年。
またあの差出人から再びメールが舞い込んだ。
メールアドレスに見覚えがある。

「Zくんが3才になりました!」
えええ!?

マジだったのか。
というのが一同の素直な感想だ。

デイリーポータル熱狂的ファンの集いで出会った二人が結婚し、子どもを授かった。性別が判明したときから、名前は「ぜっと」にしようと決めていたという。

なるほど、そういうことだったか。

何週間めかに、エコー(超音波)検査をしたときの映像をみて、息子が「Zくん」の生まれ変わりだと信じた二人。周囲の反対を押し切り、編集部にメールを送ってくれたそうだ。

 

命名「Z」

そして三年前の4月、晴れて「Z」(正式には然斗)と命名された男の赤ちゃん。 額にはくっきりと「Zくん」である証がはっきりと刻まれていた。

 


蒙古斑の権威、函猛医師(蒙古斑博士号)に聞いてみた。

博士によると、数万人に一人の割合で、額にも蒙古斑がでることがある。このようなタイプは天才型に多いそうだ。

もちろん背中にも「Zくん」の刻印が……。


裏表Z。このタイプは睾丸も大きいようだ。(博士談)

 

Zくんに会いたい

自分の子どもに「ぜっと」と命名してくれるほどの熱狂的ファンとはいったいどんな人たちなのか。

また、人間Zくんにも会いたい。

そんな思いで連絡したのだが、あいにく現在は英才教育実施中。
当の本人は「ABCからZの歌」を完全マスターしなければ、お気に入りの車(もちろんフェアレディ260Z)から一歩も出たくないとダダをこねている真っ最中だという。

その画像が添付されていた。


人目(誘拐)を避けるため、前髪は伸ばし中

数週間後に再度連絡を入れた。

やはり神懸かり的な成長を見せているZくん。

現在はパンクに目覚め、仲間とともに滝に打たれながら「ABCからZの歌」をハデに編曲している最中なので取材には応じられないということだ。

今年は飛び級で高校受験がせまっている

この記事はエイプリルフール企画のために作ったうその記事です

 

 
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