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ロマンの木曜日
 
動物占いが進化している。 〜発案者インタビュー〜
僕はこじか
今から8年ほど前に一世を風靡した「動物占い」。動物占いだと自分が何の動物に当てはまるのか、御存知の皆さんも多い事と思う。僕は「こじか」だ。「警戒心と好奇心の強い八方美人で、愛し愛されたい甘えん坊」という特徴があるという。37才にもなって甘えん坊とはいかがなものか、という気恥ずかしさもあるが、「こじか」の特徴を読み進めていくと確かに自分の性格を言い当てられているように思う。

今回、動物占いの生みの親とお会いする機会をいただいたので、動物占い誕生の経緯から、その後進化しているという動物占いの現在について伺った。

 


(text by 住 正徳



どのようにして動物占いは生まれたのか?

動物占いの発案者、前田知則さん(たぬき)は、現在、合資会社「心本舗」の代表を務めている。その前田さんに、まずは動物占いの誕生について伺った。一体、どのような経緯で動物占いは生まれたのか?



動物占いの発案者、前田知則さん(たぬき)

「最初のキッカケは大学の時でした。当時、父親との折り合いが悪くて悩んでいたんです。そんな折、学校の図書館で、学校の図書館で増永篤彦先生の『性格の発見』という本を見つけまして、自分と父親は性格が全く違う事を知ったんです。動物占いでいえば、父親は黒豹でわたしはたぬき。思考回路がまったく違うんですね。それが分かってから父親とコミュニケーションを取るのが楽になりまして、関係がうまくいくようになったんです」

北海道大学の工学部に在籍していた前田さん。心理学的なアプローチで人間を12分類する事を説いた本、「性格の発見」という本との出会いにより、性格分類学の魅力にはまってしまう。履修項目にない「心理学」の授業に紛れ込み、勝手に学んでいたほどだったという。

大学卒業後、富士通に入社した前田さんは、増永篤彦先生の性格分類学の他に「陰陽五行説」という東洋の占いの起源にも興味を抱き、会社に勤めながら趣味で研究を続けた。

その後、前田さんは富士通を退社してシステムコンサルタントとして独立。そして平成8年、早稲田大学の学生とともにインターネット用のコンテンツ開発に取り組み、それまで趣味で研究を続けていた「占い」を形にしようと考えたのだ。

「最初は、宇宙人占いというものを考えていたんです。あなたはアンドロメダ星人です、のような。でも、それだと分かりづらいので、12分類を動物に落ち着かせる事にしました」

確かに、自分をアンドロメダ星人に例えられてもピンとこない。「動物」という分かりやすいものをインターフェイスにした事により、「動物占い」は万人から受け入れられる事になる。



動物占い関連の本

平成11年、小学館の青年マンガ雑誌「ビックコミックスピリッツ」での連載を機に、動物占いは一気にブレイクした。

「人気の火付け役は男性だったんですよ」

と前田さん。合コンなどで「動物占いって知ってる?」と男性たちが得意気に話していたのかもしれない。意外にも、動物占いは男性から広まっていたのだ。



本を使って解説してくれた前田さん




動物占いの根拠

動物占いは生年月日によって12の動物に振り分けられる。生まれた時点でその人間の性格が決まってしまうという訳であるが、だとしたら、同じ誕生日の人はみんな同じ性格なのだろうか?



ザウルスのソフトを使って説明してくれる前田さん


「同じ誕生日だったら基本的には同じ性格になります。とはいえ、育っていく環境の違いによって性格は変わっていきますので、同じ本質を持って生まれても、育った環境で個性に差が出るんです。それでも、本質的な部分は似ているので、注意深く観察すると、かなりの部分で共通点が出て来るから不思議です」。



ザウルス用ソフトの画面

東洋の思想では「時間」には性質があると考えられていて、生まれ時にその時間の持つ性質の影響を受ける、とされているらしい。

とても難しい話なので、完全には理解出来ないのだが、いずれにしても「こじか」の特徴が僕の性格を言い当てているので、そういう事なんだと思う。

人は生まれた時点で、ある程度の人格が形成されてしまうのだ。




 

 
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