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はっけんの水曜日
 
オセロで負けない方法
白黒つけようじゃないか


緑の舞台の上で白と黒とがせめぎ合う、オセロ。

はさんでひっくり返すというシンプルなルールながら奥深い戦略を要求されるこのゲームは、日本人なら誰でも知っているだろう。

そんなオセロの必勝法というか負けない方法を思いついたので実際にやってみようと思う。

(text by 藤原 浩一

実践してみる

 僕が考えついた方法は、特に打ち方の勉強が必要だとか特別な訓練が欠かせないというわけではない。用意するものはあるのだが、それは後々お見せすることになるだろう。

 というわけで試合開始だ。僕は黒を打ち、先手ではじめる。


序盤で考えても意味ないけど考えるフリ

 試合の相手は地元の友達だ。気を使って勝負をする必要は無い。ボコボコにしてやるよ、と言いつつ石を置いていく。


てー。

あー。

うー。


中盤、僕が打つ黒の石は増えたが、その後白の猛撃を受けたり、けどやっぱり黒が返したり・・・。

このような感じでしばらく試合を続けた後の盤面が以下の画像だ。

黒29 対 白35

やられたっ!

黒29対白35で、既に盤上マスはいっぱいだ。これは黒の敗北を意味するのか? 否、まだ途中なのである。

「いや、完全に試合終了で、黒の負けじゃないか」とお思いの方もいらっしゃるだろうが、まだあきらめてはいけない。ここに用意したのが僕が開発したオセロで負けない方法、その全貌なのだ。

 

何じゃこりゃ

まだ終わらんよ。

これは適当なボードに緑色の紙を貼り付け、その上オセロ盤のマス目をペンで書き込んだものである。

これを使うことによって、どう見ても終わってしまったオセロの試合を引き続き実行することが出来るのだ。名づけて「Zオセロ」。必要な石は、ボードの余りか厚紙に黒い紙を貼り付けた後、円く切ればよい。

その使い方はこうである。



オセロ盤の枠に

そっとはめる。

わざわざ画像を2枚使って説明するほどでもなかったかもしれないが、要はこうやってオセロ盤のマスを8×8から10×10に拡張する。

これによって盤上にまだ空いているマスが出来るので試合が続行可能になるのだ。

しかもこのZオセロは、使用以前に負けていた方が「打てる場所が多い」という点において有利なのだ。例えば以下のようなこともありうる。


見よ、

この圧倒的な

火力を。


途中までは一辺丸ごと白に取られていたのが、マスを拡張することによって丸々取り返してしまった。こういうダイナミックなプレイが可能なのもZオセロの特徴である。

ただ負けを認めないだけではなく、自分が有利な展開に持っていく。小学生のとき、うで相撲で積極的に相手のひじを吊り上げることで、ひじが浮いてしまった相手を反則負けに陥れるという戦法で勝ち続けた僕のような策士だけが思いつく方法だ。

さて試合はどうなっただろうか。


黒45対白55
負けてるじゃん

さらにピンチに陥った場合

というように、Zオセロを以てしても太刀打ちできない場合があるかもしれない。そういうときでもあせらないで欲しい。さらに盤を拡張してしまえば負けることは無いのである。


まだある。

そっとはめる。

先程と同様に盤にはめればよい。これで10×10マスから12×12マスへと拡張された。名づけて「オセロZZ」だ。

盤の上には既に石が詰まっており、加えて一辺が長くなっていることから、さらにダイナミックな試合展開が予想される。


だらだらと

試合は続く。

さすがにここまで続くと、オセロにしてはありえないほどの長期戦になっている。両者とも体力的に疲弊してきて、集中力を欠いている。ここからは勝利への意志こそが決め手になるだろう。

さあ、今こそ勝利をこの手に!

 

黒64対白80。またか。

さらにさらにピンチに陥った場合

察しの通り、まだ負けていない(と言い張る)。まだ途中・・・まだ途中・・・。

今度は各辺2マスずつ増やし、16×16マスの盤になるようにする。元のオセロ盤の4倍の面積だ。かなり大きい。もう名前なんてどうでもいいのだが一応「逆襲のオセロ」とでも名づけておく。

相手の集中力はもう切れかけだ。ここは畳み掛けるように盤を拡張してプレッシャーをかけたいと思う。

だんだん変なポーズに。

囲碁か。


さあ試合続行だ!

よっこい
しょ。
相手は試合放棄、ということは。
やったー。

負けと思ったら負け

「もうだめだ、打つ手が無い」という状況なら、土台の枠の方を広げて手が打てる場所を作っちゃえばいいんだ!と思ってオセロ盤にアタッチメントをつけてみた。でも、よく考えたらルール違反だ。

しかし、抽象的な人生に対する考え方としてはいいかもしれない。継続する意志がある限り、打つ手がなくなることは無いということだ。なぜなら世界は荒野なのだから。

という結論はいささか枠を広げすぎた感があるか。

枠の広げすぎにも注意だ。

 
 
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