犬に励まされる
僕が残ったレバーペストをどうしようか悩んでいたら、お店で飼っているつがいの犬の夫婦がやってきた。彼らはレバーペーストをぺろりと平らげ、もっと飯はないのかとでも言いたげだった。やっぱりあのメニューは犬にとってはご馳走のようだ。
うめだ「犬用のメニューはどうやって決めるんですか?」
店主「みんなで考えるんです」
うめだ「レバーペーストはなんとなく分かるんですが、犬も納豆食べるんですね」
店主「ええ、納豆は身体に良いですから。基本的に、犬が好むメニューは味が薄いものなんです。味付けしないんですね」
うめだ「なるほど。人間は味付けしたものが好きなんですけどね」
そういえば地球上の生命体で、塩気のある食べ物を好むのは人間だけという話を聞いた気がする。
ドッグカフェの老舗
その後話を聞くとこのお店、まだ東京に2〜3軒しかドッグカフェがなかった時代から営業をしているという老舗の店舗らしい。このお店をオープンしたきっかけは、トリマーによって犬のトリミング(犬の身体や毛を洗うこと)を行うサービスを始めたら、みんな店内で待ちだした。そこで待っているお客さん向けにカフェを始めたらみんなに気に入ってもらえた、という経緯らしい。このお店のトリミングルームはガラス張りで外から見学しながらお茶を飲めるので、心配性の飼い主も安心だというわけだ。
ちなみに最近は舌の肥えた犬が増えたようで、普通のペットフードを食べない犬が増えてきているそうだ。 |