携帯で奥の細道
携帯メールを速く打てるようになる為には、とにかく沢山の文章を打って慣れるしかない。習うより慣れろ、だ。でも、何のあてもなしに長い文章を打つ事は難しい。何か見本が必要である。
そこで僕が選んだ見本は、「奥の細道」である。そう、あのベストセラー「えんぴつで奥の細道」へのオマージュだ。「えんぴつで奥の細道」は「奥の細道」に綴られた松尾芭蕉の文章を鉛筆でなぞる、という鉛筆習字の教本のようでありながら、100万部も売れたユニークな本である。鉛筆でなぞる事で芭蕉の世界に入り込む事が出来て、更に字もうまくなるという仕掛けだ。
今回はそのギミックを携帯メールの練習に使う。「奥の細道」を携帯メールで打つ事で親指の運びを鍛え、結果的に奥の細道にも詳しくなれるという寸法だ。いわば、携帯電話を使った写経のようなものである。 |