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ちしきの金曜日
 
すっきり目覚められる腕時計を使う

●すっきりとした目覚めを求めて

 おはようございます、使用初日の朝です。


どよーん…

 枕元に置いておいたカメラで自分を撮影。ちっともすっきり目覚めている様子ではないだろう。その通りだ。ただ、ちょっと待ってほしい、これには理由があるのだ。


あれ、もう10時?

 このとき時刻は10時過ぎ。アラームは8時に設定、それより1時間前からの間ですっきり目が覚ませるはずだったのだが…。そうだ、そうなのだ、確かに私は一度目を覚ましたのだ。

 はっきり覚えている。腕時計が鳴って、目が覚めた。ちゃんとパチッと目が覚めた。

 その目覚めに不快さはない。「おお、すごい」と思ってアラームを止める。時刻は7時代前半、しっかり時計は機能していたのだ。

 そこまではいい。ただ、そのあとまた寝てしまったのだ。


寝癖も自由な感じです

 いわゆる二度寝というやつだ。休みの朝だし、こんなに早く起きることもないかと、再び寝てしまったのだ。

 そして目覚めたのが最初の写真。表情の通り、すっきりしない、ぼんやりとしたよくある目覚め。これでは時計をしている意味がないではないか。

 

 まあそれでもこの日は休みだからいいだろう。翌日からは普通に仕事があるのでそうは行かない。確かに一度はぱっちり目が覚めたのだから、そのときに起きればいいのだ。

 そういうわけで、その晩はアラーム時刻を6時45分、アラームウィンドウを30分に設定して眠る。6時15分からの間ですっきり目が覚ませるはずだ。今度はどうだろうか…?


今度はちゃんと起きたぞ!
寝癖なし!

 …おお、ちゃんと目覚めたぞ!アラームの音で、パチッと目が覚めた。

 確かにすごいと思う。すごいと思いつつ、なぜだか気持ちにすっきりしないものがある。目覚め自体はよいのだが、心にあるこの感覚はなんだろう……。

 と、考えてみて、なんとなく思い当たった。目覚めはすっきりしているのに、その状態に納得していない自分がいるのだ。

 拍子抜けとでも言えばいいだろうか。起きた達成感がないという言い方もできるかもしれない。厚い眠りの壁から体をひきはがし、生まれたての子鹿のように起きてこそ感じる、あの「乗り越えた感じ」がないことによる違和感なのだと思う。

 予想外のそんな気持ち。時計は機能しているのに、自分の感覚の方がおかしい。


 

 
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