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ちしきの金曜日
 
カウンターでフルコースを食べる
 


フルコースを予約して、行ってみたらカウンター席が用意されていた。という経験を、あなたはしたことがあるだろうか?

私はある。

なんとその店は、フルコースを出すような本格的な洋食の店なのに、ラーメン屋のようにカウンター席しかなかったのだ。

が、しかし戸惑いを感じたのは最初の一瞬だけで、食べ始めるやいなや、今度は繰り出される料理のあまりの美味しさに、ニヤニヤしっぱなし状態となったのだった。

(text by T・斎藤



カウンターに並べられたナイフとフォーク


まずは違和感

やって来たのは長崎は時津町にある「グリーンバンブー」というお店。この店でフルコースを食べるのは今回で2度目だ。

衝撃の一度目は、この店を初めて訪れた時に食べた。その時はまだどんなお店かまったく知らず、人づてに聞いた「美味しいらしい」という噂だけを頼りにフルコースを予約した。そして店に入ってカウンター席しかないことを知って唖然となったわけだ。元々寿司屋だったところを改築したと思われる店内。

にも関わらず、料理は超本格的。そして美味しい。
クリスマスイブに訪れたこともあるが、その時は予約しないで行ったため満席で入れなかった。みんなクリスマスイブに恋人とカウンターで食事をするのだ。ありえない。

その頃は長崎は深堀町というところにあった。
その後、火事があり時津町に移転、現在の店舗となる。せっかくなら移転を機にテーブル席がある(いわゆる普通の)店舗にするのかと思いきや、ひとつだけテーブル席があるものの後は全部カウンター席。マスターのカウンターに対するこだわりを感じた。

さて、前置きが長くなったが、カウンターで食べるフルコース。
まず最初はオードブルから。

これがいきなり、冗談かと思うくらい物凄い。
なにしろエスカルゴが乗っているのだ!
カウンターで、エスカルゴ!!

オードブル
エスカルゴ乗ってるよ!
カウンターでエスカルゴを食べる私

 

生ハムはメロンにのっかっている
ワインもすすむ


うまい

エスカルゴと言えばフランス料理の代名詞のように有名だが、実際に食べる機会はほとんどなく、私はまだこの店以外で食べたことがない。つまり私はカウンター席以外でエスカルゴを食べたことがない。

ちなみにコレ、すんごい美味い。
ただカタツムリを焼いただけとは違い、複雑に調理してあって何が何だかよくわからないが、とにかくうまかった。

その他のものも、ひとつひとつどれも手が込んでいてうまい。

生ハムはメロンに乗っていた。生ハムとメロンは相性がいいとは話には聞いていたが、こうして実際に口にするのはこれまた初めてだ。たしかに抜群に相性がいい。

ワインを一緒に頂いたのだが、飲み会並に飲んでしまいそうだ。

 

続いてスープ

オードブルの後は、スープが登場。
これがまたなんと言うか、オーソドックスなんだけど的確にうまい。期待を裏切らないうまさ、と言おうか。


ジャガイモのスープ

 

メインの魚料理

そしてメインの魚料理がカウンター越しに、まるでラーメンでも受け取るかのように登場。


カウンター越しにメインディッシュを受け取る

メインの魚料理

う、うまそ〜!!

エビの下には白身魚が敷かれている。
そして食べるとレモンの甘酸っぱさがどこからともなくやって来てこれまた絶妙に美味いわ。

フランス料理なんかの場合、見た目と味にギャップがあって私などは素直に美味しいと思えない場合が時としてあるのだが、ここのはなんと言うか、ストレート且つ変化球。見た目の期待を裏切らない上に、予測不能な味の変化がある。

って、なにやらだんだん、ただのグルメレポートのようになって来てるが、大丈夫だろうか?


でもやっぱり場所はカウンター

シャーベット

 

シャーベット

ここで小休止的に、口直しのシャーベットが入る。
一瞬これで終わり?と見せかける、嵐の前の静けさのようだ。
それとも大ボスがやってくるから注意しろよ、という警告だろうか。

そして口の中がサッパリとしたところで、ドーン!
と、メインの肉料理が登場する。


メインの肉料理

それにサラダとライス

 

感動的な肉

メインの肉料理として出て来たのは、神戸和牛のステーキ。
かなり厚みがあるので写真だとハンバーグのようにも見えるが、ステーキである。そして上に乗ってる、これまたハンバーグのように見えるものは、フォアグラである。

フォアグラ!!
その時私はカウンターでフォアグラを食べたのである。


この焼き加減!

このステーキがまた最高に美味い。
焼き加減はレアに近く、口の中でとろけるように柔らかい。
そこに、「これ以上お肉の味を引き立たせるものは他に無い」と思わせるほど絶妙なステーキソースがかかる。
猛烈なうまさだ。

フォアグラに至っては、結婚式で食べたことがあったか、無かったかくらい、私の人生において程遠い存在であったため、それがフォアグラであることに確信が持てず、店の人に
「こ、これはなんですか?」
と確認してしまったほどだ。


フォアグラ!!
美味すぎて顔がほころんでしまう

 

デザートも盛りだくさん

美味しさの連続攻撃により朦朧とする意識の中(特に言語中枢をやられボキャブラリーが狭まる中)、今度はデザートがやって来る。


抹茶のケーキとイチゴのババロア

それにコーヒー

さらにトドメを差すかのごとく、フルーツが出される。
それも完熟メロンなのだ。


仕上げのフルーツはメロン
満足以外の何物でもない

さて、美味しいのはわかったけど、どうせすんごく高いんでしょ?と思ってご覧になっていた方もいるかと思う。
気になる値段の方はいくらだったのか?

それが、あれほど豪華な食材を使っていながら一人4,200円だったのだ。安い。いや、安過ぎますよ奥さん!
と、思わずジャパネット高田みたいなトーンになってしまうが、私もひょっとして勘定を間違ったのか?それともサービスしてくれたのか?と思ったくらいだ。が、前回食べた時も同じように「安い!」と思ったので、たぶんこれで合ってるんだと思う。

ちなみにフルコースは要予約。それと今回はあえて
「カウンター席でフルコースをお願いします。」
と言って予約しました。(ひとつだけテーブル席があるので)

トルコライスもおいしくておすすめです。

洋風御食事処グリーンバンブー
長崎県時津町左底郷87-11
TEL:095-882-7780 (場所

 撮影協力:神崎貴彦 (トルコライスマニアックス


 
 
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